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<コネシマ>
kn「イベントスタッフ…!そんなんもやってるんですか!出演じゃなくて?」
『はい。色んなイベントを見てみたくて、実況関係から歌の関係まで、色んな催しのお手伝いに参加させてもらってるんです。』
セオ君は照れたように笑いながらそう話す。さっきはゾムの後ろにいたが、全然喋られんみたいな感じではないらしい。
まぁ俺らが初めてコラボした人狼RPGの最初もテンパってたけどそのあと普通に喋ってたもんな。喋ろうと思えば喋れるか。
kn「でもそういう仕事って色々大変なんじゃないんですか?ほら、重い荷物とか運んだり…見たとこ華奢な感じやけど…。」
俺がそう言うと、セオ君は苦笑に近い笑みを浮かべた。うーん、可愛ええなぁ。
『そう…なんですよね。機材の運搬とか、スタッフさんの飲み物の買い出しとかあるんですけど、僕非力で…。もっと頑張らなくちゃ。』
細い指の並ぶ白い手を見つめながら、セオ君はへへ、と笑った。
うーん、可愛ええなぁ(直球)
zm「シッマ何か頼むか?」
kn「俺?んーいや、もう食い尽くした感あるで。烏龍茶欲しい。」
zm「おけ。エミさんは?もう食った?」
em「取り敢えずは食べましたね。」
zm「酒飲む?」
em「んー…今日はもうパスで。お水だけ頂きます。」
zm「了解。トントンは?」
tn「俺なぁ…ビール1杯頼んでくれ。」
zm「おっけーい。」
ゾムがまとめて注文をしてくれる。意気揚々と連れてきたくせにそこまで喋らへんねんな。まぁええけど。
セオ君はというと、わちゃわちゃと話すトントン、ロボロ、エーミールの方を見て、穏やかな顔で微笑んでいた。
kn「セオ君どうしたんですか?」
『あ、いえ…何か、いいなぁって。』
kn「いいなって?」
『こうやって、大人になっても仲良くお酒飲めて、ゲーム出来て、笑えて文句言えて…楽しそうだなって。』
これほんまに高校生か?そのぱっちりとした瞳に変な切なさを見た気がして、俺は首を傾げた。
kn「え、それはどういう…。」
『あはは、変な事言ってますね、僕。すみません。』
ぱっと明るく笑うセオ君。何か悩みでもあるんやろかと思い、少し声を潜めて聞いてみる。
kn「あの…ほんまに失礼な事聞いてもいいすか?」
『何でしょう?』
kn「なんかその…友達と何かありました?喧嘩とか…?」
俺が言うと、セオ君はぽかんとした顔で俺を見て、それからふふっと笑った。
『心配してもらわなくていいんですよ。寧ろ、何も無いだけですから。』
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ぽいぽい(プロフ) - たいやきさん» あ、ありがとうございます(笑)更新頑張ります。この暑さですし、僕も東京湾に遊びに行きますね! (2020年9月12日 21時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - ストーリーが分厚い…しゅき(すいません醜いものをお見せしました今から東京湾に沈んできます(あ、いつも見てます更新無理せず頑張ってください)) (2020年9月12日 14時) (レス) id: ad609be0fe (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - しろねこ@さん» ありがとうございます!また更新が遅くなり気味ですが、少しでも楽しめるようなものをあげられるよう頑張ります! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ@(プロフ) - 毎回このシリーズ楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2020年5月28日 14時) (レス) id: 53106b9150 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽいぽい | 作成日時:2020年5月22日 20時