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＜莉麻＞
突然の事に驚きながら、案内されるままに居酒屋の中を進む。後ろの方では豪快に笑う山本さんの声が聞こえて、明日も仕事なのに大丈夫なんだろうか、と少しだけ心配になった。
まぁでも僕なんかよりよっぽどイベントを準備されてきた方だ、自分の限度を分かって飲んでいるのだろう。…そう願いたい。
前を歩くゾムさんの背中を見ながらぼんやりと考えた。
(初めて…他の方と会えるのか…。)
僕が今までお会いしたのは、イベントでお世話になったシャオロンさん、鬱先生、オスマンさん、そしてこのゾムさんだ。いつか会える日が来るのだろうか、なんて思った時もあったけど、そんな機会が来るはずないと半ば諦めていた。
まさかこんな形で会えるなんて思ってなかった。
『ぞ、ゾムさんちょっと待ってください。』
zm｢うん？｣
居酒屋の賑わいがうるさく聞こえていない気がして、ゾムさんの服の裾を掴んで止める。肩をぴょんと跳ねさせたゾムさんが振り向いて止まった。何事かと首を傾げられる。
zm｢ど、どしたん？具合でも悪い？別に嫌やったら無理に来うへんくてもええけど…。｣
『あの、違うんです。なんか…き、緊張、してきて…。』
zm｢あぁ…セオ君、緊張しいなんやったっけ？｣
居酒屋の方の邪魔にならないよう、少し壁際にゾムさんが移動する。他のメンバーの方も待っているのに、僕の我儘に付き合わせてしまって申し訳ない。
『僕、仕事で人とお話するんでしたら大丈夫なんですけど…なんか、やっぱり憧れの方と話すのは…今だって、ゾムさんとお話させていただくのも失礼がないかとびくびくしてるのに…。』
zm｢あ、そうやったん？別に気にせんでええと思うけどなぁ。少なくとも俺は気にせんけど。｣
『そうですかね…。』
言いながら、もし失礼をしたらどうしようか、怒らせてしまったらどうしようかなんて考えがぐるぐると頭の中を回り始め、それしか考えられなくなる。
『僕やっぱ対人苦手のコミュ障陰キャなんですよ…。他の方と絡むなんて無理だぁ…。』
zm｢凄い、負のオーラが…w｣
くふふ、とゾムさんが愉快そうに笑って、急に僕の手を取った。ずんずんと進んでいく。
『ぅわっ、ゾムさん！？』
zm｢大丈夫大丈夫！俺ら殆ど動画のノリやから、コラボと同じ勢いで来てええって！｣
『そ、そんな事言っても…。』
zm｢もしどうにかなっても、俺が何とかしといたるやん！任せな！｣
…イケメンには負けます、ゾムさん。
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ぽいぽい(プロフ) - たいやきさん» あ、ありがとうございます(笑)更新頑張ります。この暑さですし、僕も東京湾に遊びに行きますね！ (2020年9月12日 21時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - ストーリーが分厚い…しゅき（すいません醜いものをお見せしました今から東京湾に沈んできます（あ、いつも見てます更新無理せず頑張ってください）） (2020年9月12日 14時) (レス) id: ad609be0fe (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - しろねこ＠さん» ありがとうございます！また更新が遅くなり気味ですが、少しでも楽しめるようなものをあげられるよう頑張ります！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ＠(プロフ) - 毎回このシリーズ楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: 53106b9150 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2020年5月22日 20時
