元社畜転生少女は働かずに傍観したい3【REBORN】

No.91 ページ7

「__ですが。
『私』としては、賞賛に値すると思います。
私がただの『私』であれば、仕えたいとも思えるほど。貴方は『ボス』に相応しかったですから」

ですから、嬉しくはないですね。
と、『私』の言葉で締め括ると、XANXUSさんはぐぅっと顔を顰めました。

＿＿そこからは、まあ、通式通り。
スクアーロさんによりXANXUSさんの過去が明かされました。
沢田くんの言葉を一蹴し、九代目の愛を『気色悪い』と言ったXANXUSさんは、叶わないなら道ずれだと周りを巻き込もうとします。
もとより沢田くんたちを亡きものにするつもりで、援軍を呼んでいたのです。

抗議したチェルベッロのお姉さんは殺され、観覧席の赤外線解除も効かず。
沢田陣営は一気にピンチに追い込まれます。

しかし！駆け付けたランチアさんが既に援軍の倒していたのです。

一気に優勢になった沢田陣営は、XANXUSさんたちを逆に取り囲み、一気に形勢逆転しました。


XANXUSさんはチェルベッロのお姉さん方に「望み通りだ」、「予言が当たり満足か」と言い、
「全ては決まっていたこと」「あなたは役割を終えたのです」という返事を聞いて、目を閉じました。


これによりリング争奪戦は終了。
XANXUSさんの失格により、大空戦の勝者は沢田くん。

よってボンゴレの時期後継者になるのは、沢田くんとその守護者六名です。







……というわけで、正式にヴァリアー編、終了しました！


いやあ、長かった長かった。記録をノートに記しながら、ヴァリアー戦を思い出して苦笑します。

守破さん関係のいざこざもあったし、雲雀先輩になんやかんや詰め寄られたり、クロームちゃんと仲良くなったり、本当に色々ありすぎました。

しかし、無事に終了しました。
どれも大きな歴史改竄はなく、滞りなく終了。それにほっと胸をなで下ろしました。


でも＿＿。

ノート前部を見ます。ヴァリアー編の後、そこには私の字ではっきりと『未来編』と書かれていました。


そう、これこそが正念場。
一番人類が滅亡する確率が高い章なのです。

……未来に飛ばされず、皆さんが帰ってくるのを待つだけで済めばいいのですが。

多分それだけじゃあ済まない嫌な気がするのですよね。

……守破さん問題も雲雀先輩問題もまだまだ残っていますし。




一難去ってまた十難くらい来てるんじゃないですかねこれ！
……はあ、胃が痛いのです。……ぐすん。

No.？？？→←No.90

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す