言ってよ！(爆豪) ページ24
｢かっちゃん！ねぇ、かっちゃん！かっちゃーーーーん！！！｣
Aが大声で爆豪を呼びながら爆豪の部屋の扉をドンドンと叩く。
近隣への迷惑はこれっぽっちも考えてないようだ。
すぐに爆豪が部屋から出てくる。
爆豪｢うるせぇ！静かにノックも出来ねぇのかクソ犬！｣
｢それどころじゃない！かっちゃんのバカ！｣
爆豪｢あ？ンだとクソ犬...ﾊｧ、ここで騒ぐと迷惑だろが、中入れや｣
爆豪が部屋に入るように促すと、Aは大人しく言うことを聞き部屋に入る。
爆豪はボフッとベッドに腰掛けると、Aは立ち尽くしたまま口を開いた。
｢なんで言ってくれなかったの...｣
爆豪｢は？何をだよ｣
｢誕生日！こないだだったんでしょ！？なんで教えてくれなかったのー！｣
Aが爆豪の部屋を訪れた理由を口にした。
先程、共有スペースで切島から聞いたらしく、すぐさま爆豪の部屋に飛んで来たのだ。
爆豪｢そんなことでキレてんのかよ｣
｢キレてない！それにそんなことじゃないでしょ！一大イベントじゃん！｣
爆豪｢そうでもねぇわ｣
｢祝いたかったー！｣
爆豪｢はぁ？｣
駄々をこねだすAに爆豪は呆れて声を漏らす。
どうしても祝いたかったらしく、ショックを受けているようだ。
｢なにもお祝い出来なかったじゃん...プレゼントとか用意したかったのに...｣
爆豪｢いらねぇ｣
｢私がしたかったの！｣
爆豪｢そんなん押し付けだろうが｣
｢そっ、そうだけど...｣
わかりやすくしょぼんと落ち込むAに爆豪がため息をついて立ち上がる。
Aに近寄ったと思えば腕をグイッと引いて唇と唇を重ね合わせた。
｢.........へ？｣
爆豪｢プレゼント、これでいいわ。そんな落ち込むなバーカ｣
放心状態のAに対して勝ち誇ったような表情の爆豪。
Aは何が起こったのか理解するとボボボッと顔を赤く染めた。
爆豪はお構い無しにAの腕を引いて部屋から追い出す。
｢あああ、あの、かっちゃん？｣
爆豪｢んじゃまた明日な｣
｢う、うん...おやすみ？｣
バタン、と閉まった扉を見つめてはAは両手を頬に添えながら｢ひええ〜｣とパタパタ足音を鳴らしながら部屋に戻って行った。
扉の前で足音が遠のいていくのを聞いた爆豪はドタドタとベッドに向かいダイブする。
少し頬を染め｢やってしまった｣と呟いた。
その日からしばらく2人は顔を合わせられなかったらしい。
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花崎来蘭(プロフ) - 上鳴よ、、、私も全てを悟った (2019年5月12日 17時) (
レス) id: de01a0682a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟のLINE内容が可愛い……！夢主のキャラが大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2019年4月26日 0時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギまみれ | 作成日時：2019年3月28日 23時
