狂8 ページ10
貴女side
チュンチュン…
貴「…ん、ん?あれ…?」
中也さんの執務室のソファーが目に入る。
何時もなら残業しようと何があろうと必ず家に帰って寝ていた私が、
此処で目を覚ますのは…、二回目だ。
貴「…っ」
思い出すと何だか恥ずかしくて、
でも会いたくなってしまって。
貴「…っはぁ」
諦めて溜息をつく。
それに中也さんは(何処にあるか分からないけど)カメラとか仕込んでるのだから、
大丈夫。
ただ待つだけでは無くなった嬉しさから、今日の分の仕事を貰いに行った。
__________________________________
…私は今、何処に居るかと言いますと。
首領行きつけの洋服店…然もエリス嬢用の!!!
貴「…はぁあ…」
仕事内容(?)としては、こうだった。
森『…A君、君にしかお願い出来ない事がある。』
珍しく真面目な顔で、そう喋りだした首領、そこまでは期待していた。
何だろう…
敵対組織を一人で潰せ…とかかな…?
大規模なテロとか…??
よく分からないがなんにせよ中也さんが帰って来た時報告出来る!
自慢出来る筈!!
そう、意気込んでいた矢先だった。
首領が急にだらしない顔になり、
森『エリスちゃんの新しい洋服…それもとびっきり可愛いヤツをお願いするよ!!
私が買いに行こうと何度も言っているのだが今日は中々に聞いてくれなくてねぇ…
エリスちゃんが『Aとなら一緒に行くわ!』って言うものだから…!』
貴『今の真似した心算なんですか、首領』
森『…ま、まぁそれは置いておくとして…』
お金は幾らでもあげるからお願いだから行ってきてよ!!
(エリスちゃんに懐かれてる)君しか居ないんだ!!
__________と、ゴリ押しされ…、
その後、首領の後ろからひょっこり現れたエリス嬢が笑顔で『A−−!!』
なんて抱き着いてくるモンだから…
そして、今に至るのです…
本当に何故首領をやっているんだあのロリコンは…
再び溜息を零すと、隣で手を繋いで歩いていたエリス嬢が
キラッキラの純真な瞳で
エ「…どうしたの?A?」
と聞いてくれる。
貴「…んん…っ」 これはロリコンじゃなくても効くと思うんだ、私。
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花コム( ゚Д゚) - 柏村葬さん:へぇ!そ、そうだったんですね…漫画持ってないので知りませんでした…申し訳無いです… (2019年3月5日 8時) (レス) id: bbf7a999fb (このIDを非表示/違反報告)
柏村葬(プロフ) - 狂16ですが、漫画が原作なので漫画を先にした方が良いと思います。漫画とアニメでは全然違いますから。 (2019年2月25日 0時) (レス) id: 67a0056d03 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁 - 作品、拝見しましたー! 文章にから場面の様子がしっかりと分かり、素敵な小説だと思います! ヤンデレ中也さん…ですか… なんかいいですね!!← これからもお体に気をつけて更新頑張ってくださいね。応援しています!(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花コム( ゚Д゚) | 作成日時:2018年9月10日 12時