Another Story 1.1 ページ35
『鬱陶しくて迷惑だから2度と連絡してこないで』
そんなメッセージがAから届いた時、何かの見間違いじゃないかって何度も思った。
お昼まで俺に笑いかけてくれたAが、急にこんなこと言うなんて信じられない。
だけどその一方で、俺が何か気に触ることをしてしまったのかと心配になった。
『Aごめん。
俺、何か気に触ることした？
話したい。』
そうすぐ送るけど、中々既読は付かない。
…俺、一体何をしたんだろう。
Aに嫌われたら生きていけないかもしれない。
そう思ったら、無意識にため息が出た。
Aとお互いの話をして仲良くなったあの日から、俺はAのことばかり考えてた。
でもAには彼氏がいたから、胸の中はすごく複雑だった。
だけど、イジェノはAのことちゃんと知ってるわけじゃない。
俺の方が何倍もよく分かってる。
…だから、俺のものになればいいのにって、今もそう思ってる。
いつもの公園でAが来るのを待つ。
来るかは分からないけど、今の嫌な気持ちのまま、地獄(家)に帰るのは嫌だった。
緊張で心臓は不快な位音を立てる。
「…っ、A…。」
しばらくすると、遠くから声が聞こえてきた。
男女の声。
ベンチから立ち上がって声の方を見れば、ちょうど公園の前でAとイジェノが立ち止まった。
「…っ。」
すると次の瞬間、Aとイジェノはキスをした。
胸がチクチクと痛む。
それと同時にドス黒い感情が沸き上がった。
「Aっ…！！」
邪魔をするように名前を呼ぶと、Aはイジェノから離れて、驚いた顔で俺を見た。
…だけどその一方、イジェノは邪魔をした俺を睨むように見つめた。
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ナギ(プロフ) - とても面白かったです！でも恐いです笑ロンジュンが一番気の毒ですね……新しい作品もお待ちしております。 (2023年3月29日 16時) (
レス) @page50 id: b8f2817426 (このIDを非表示/違反報告)
XLR7CMroSzOYUFU(プロフ) - 最高でしたありがとうございました (2022年8月3日 16時) (レス) @page50 id: 58b6c00705 (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に面白い作品に出会えて嬉しい限りです！ケーキのくだり、めっちゃ鳥肌たちました… (2022年6月24日 17時) (レス) @page50 id: 00b56992b8 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - いや、最後鳥肌…完結おめでとうございます！ (2022年6月24日 14時) (レス) @page50 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - 完結おめでとうございます！いやか､最後の最後まで…まさか過ぎました…！！とても素敵なお話でした！ (2022年6月23日 21時) (レス) @page50 id: 7509578280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：世莉 | 作成日時：2022年4月1日 22時
