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どうやら彼らはタイからやって来た貿易会社のチームのようで、ルーカスの母親もタイ人だと言う。
…テンの母国もタイだったっけ。
仕事中だっていうのに、少しテンのことが思い浮かんでは体がじんと熱くなる。
彼自身が言っていた通り、テンには麻薬のような叩�農�があるみたい。
ルーカスの積極的な盛り上げのおかげで宴会は大いに盛り上がり、夜も更けて一人、また一人とエレベーターに消えていく。
ルーカスは上司がいなくなると一気に気が抜けたようで、ソファーに体を預けて深い溜め息をついた。
LC「ハァ… 疲れた…」
「お水、よかったら飲んで？…ルーカス、沢山頑張ってたね」
LC「ミンナ、先輩ダカラ、しょうがない…。ああ、水。アリガトウ…」
上体を起こし、困り果てたように笑いながらグラスを受け取る。
乱れた前髪を直す様子は些細なことなのに、じっくり眺めてしまう。見れば見るほど整った顔立ちに、もはや拍手したくなるほどだ。
だんだん人が少なくなり、リラックスしてきた様子のルーカスは、気を張っていた雰囲気が解けてぐっとセクシーに見えた。
はあ、ともう一度深く息を吐いたルーカス。
目を伏せる彼の横顔は異国情緒溢れる雰囲気に包まれていて、思わず触れたくなる。
私は心のまま、そっと彼に手を伸ばして
ネクタイを解くと、シャツのボタンを二つ外した。
ルーカスはまた分かりやすく驚く。
大きな目をさらに見開いて、体を硬直させて、私の指先を凝視した。
私はそんな彼を見上げ、微笑む。
いつもの意地悪な視線で、彼を射程距離に収めるんだ。
ちらりと覗いた浅黒い胸元。
その喉がごくりと動く。
「…苦しかったでしょ？少し楽になりなよ」
LC「…ビックリした、…ココで始めるのかって…」
「あははっ！…ルーカスがそうしたいなら、私はいいんだよ？」
LC「っ…… あー、ホントに…」
参ったように額に右手を当て、顔を背ける。
私はくすくす笑いながら、彼の左手をそっと握った。
この体と心を買われている以上、限られた時間の間、これは私のものではなく相手のもの。
彼の眼差しが、私に訴えかけている。
…私が欲しい、と。
ならば捧げるまでだ。
私は彼の腰に腕を回した。
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らーみょん - ログインしないでも見れるってありますか？ (2021年9月20日 23時) (
レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - WayV沼子さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んで頂いてるんですね…!!かなり毛色の違う作品ですがどちらも応援してくださって大号泣です（ ; ; ）ありがとうございます!! ルーカスはかなり主軸の登場人物となるので、今後もご期待ください(^^)♡ (2021年9月20日 19時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
WayV沼子 - 表現力、設定、どれも素敵な小説だと思っていたら、大好きな作者さんだったなんて…！感激です。これからも応援しています。大好きなルーカス出してくださりありがとうございます(涙) (2021年9月18日 1時) (レス) id: 2887d301bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月14日 23時
