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「Wow… とってもキレイ…」
目をまん丸にしながら、口をぽかんと開けてそんなことを言う。
…こういったことは言われ慣れてきたけど、ここまで素直な反応をされたのは初めてだ。
まるで少年の台詞みたい。
おかしいくらいにカタコトな韓国語がまた可愛らしくて、私は随分高い場所にある彼の小さな顔を見上げた。
「ありがとうございます。お会いできて光栄です。あなたもとても素敵ですね。そのお召し物やアクセサリーから気品を感じます」
「ア〜…アハハッ、ホントに？わぁ、嬉しい！お会いできて、ウレシイです！アクシュ！握手しましょう！」
「ふふっ、もちろん。…ああ、申し遅れました。Aと申します。あなたのお名前は？」
少し強過ぎるくらいの力で私の手を握る、私よりずっと大きな手。きっと彼は無意識に、こんなにも強く私の手を握っている。
小麦色の肌に彫りの深い顔立ち。
どこかの有名コレクションに出演していてもおかしくないモデルのようなスタイル。
だけど私を見つめる瞳、その頬はほんのり赤く染まっている。
…面白いくらいに分かりやすい人だ。
LC「オレはルーカス。ヨロシク！」
この方が今夜の私のお相手。
何人かの男性グループで来店されたけど、ひときわ目立つオーラが彼にはある。
大きな笑い声、率先して場を盛り上げようとする感じ、豪快なお酒の飲み方。
きっとこのグループの中では新人の方なのか。
こんなにも見た目には凄みがあるのに、その一生懸命頑張っている様子がまたちぐはぐで面白い。聞けば私と一つしか歳が変わらなかった。通りで親近感を覚えるわけだ。
「ルーカスさん、」
LC「ルーカスサン？No！サンじゃなくて呼び捨てでOk！」
「…ふふっ、ほんと賑やかな人。そして優しいですね」
LC「アハハッ、そう？気分イイ！」
照れた態度を誤魔化すように、彼は大きく口を開けて笑う。
だけどごく自然に距離を詰めて、適度なスキンシップを取ってくる様子を見るに、女性には慣れているようだった。
私も素直にそれに応じて、腕に触れたり、肩に体を寄せたりする。彼の機嫌はどんどん良くなっていった。
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らーみょん - ログインしないでも見れるってありますか？ (2021年9月20日 23時) (
レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - WayV沼子さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んで頂いてるんですね…!!かなり毛色の違う作品ですがどちらも応援してくださって大号泣です（ ; ; ）ありがとうございます!! ルーカスはかなり主軸の登場人物となるので、今後もご期待ください(^^)♡ (2021年9月20日 19時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
WayV沼子 - 表現力、設定、どれも素敵な小説だと思っていたら、大好きな作者さんだったなんて…！感激です。これからも応援しています。大好きなルーカス出してくださりありがとうございます(涙) (2021年9月18日 1時) (レス) id: 2887d301bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月14日 23時
