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「分からない。まだ何も知らない。…だけど、分かる。信じれる人だって…」
JO「Aが“信じたい”、の間違いだろ」
「…そう、だと思う」
JO「そんな…どこの馬の骨かも分からない男を易々と信頼するなんて、Aらしくない」
「ふふっ、嫉妬？」
JO「…そうなのかもしれないし、単純に心配だ」
「これからも情報面でのパートナーはジャニ以上に信頼できる人なんていないと思う。それに、ジャニと結託したのも、最初は直感から始まったんだよ。女の勘はよく効くの。だからきっと大丈夫」
JO「…名前、テヨンって言ったっけ。ちょっと調べてみる。危険なやつだったらいけない」
「…安心してよ。ジャニ以外に私が自らお金を落とす男なんていないから」
こんなにも深刻そうに眉を顰めるなんて、
きっとジャニは私がジャニからテヨンにパートナーを乗り換え、自分に入るお金が無くなるのを懸念しているのだろう。
…それにしては、余りにも演技臭くない表情をしてるけど。
いつまでも険しい顔をしていてはいけない。
ジャニは少し不満そうな面影を残しながらもバーテンダーの顔に戻り、私はまたカクテルを飲み込んだ。
空のグラスをテーブルに置く。
ジャニを見上げ、私は口元に
「…で、新しいの。くれる？」
JO「…」
「昨日やってたんでしょ。私のお客様も行ったって聞いたよ」
ジャニの本当の顔、
それはこのクラブのさらに地下で行われている違法カジノのディーラー。
各国からありとあらゆる要人、富豪、事業者、裏社会の人間が訪れる場で彼らの相手をするジャニは、業界では顔の知れた存在。
そして、
JO「…100で。1時間後、いつものところ」
「…分かった」
私はお金とこの身体を引き換えに、
彼から有力な情報をいつも買っている。
ジャニは私の返事に満足したのか、頼んでもいないのにまたきついカクテルを作り始めた。
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らーみょん - ログインしないでも見れるってありますか？ (2021年9月20日 23時) (
レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - WayV沼子さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んで頂いてるんですね…!!かなり毛色の違う作品ですがどちらも応援してくださって大号泣です（ ; ; ）ありがとうございます!! ルーカスはかなり主軸の登場人物となるので、今後もご期待ください(^^)♡ (2021年9月20日 19時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
WayV沼子 - 表現力、設定、どれも素敵な小説だと思っていたら、大好きな作者さんだったなんて…！感激です。これからも応援しています。大好きなルーカス出してくださりありがとうございます(涙) (2021年9月18日 1時) (レス) id: 2887d301bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月14日 23時
