・ ページ24
.
KN「よし、今日はこれくらいでいいかな？どこかやってほしいところある？」
「うわ…背中全然違う。すっきりした…！」
KN「ほんと？良かった！」
「…いつもありがと。この時間すごい好きなの」
KN「喜んでくれて何より。日頃の些細なお礼だよ」
別に日頃、感謝されるようなことをやってる覚えは無いんだけど。クンはしょっちゅう私にありがとう、ありがとうと言ってくれる。
マッサージ用のタオルを折り畳み、私が香りを気に入ってるのを知ってるからか、アロマキャンドルはそのままにするクン。
すとんと私の隣に腰を下ろすと、どこかくすぐったい雰囲気が私たちの間に流れる。
…部屋の雰囲気、良すぎでしょ。(笑)
クンも同じことを思ったのか、二人で顔を見合わせて同時に吹き出してしまう。
KN「Aヌナ、僕だからいいけどさ…普通は成人男性とそんな格好で、こんな雰囲気の部屋で二人きりになったらダメだからね。(笑)」
「分かってるよ(笑) クンにしかこんな無防備なとこ見せたりしないよ。私の旦那だもんね〜♪」
KN「最近は旦那より父親感が増してきたのは気のせいでしょうか…」
マッサージのために脱いでいたTシャツを着て、私はクンの肩にもたれかかる。
呆れながらも私を好きにさせてくれるクンの、やれやれとでも言いたげな顔が好きだ。私の全てを受けとめてくれるような優しさがそこにあるから。
私が目を閉じると、クンの微笑みが優しい吐息となって私の髪に触れる。
KN「ヤンヤンの部屋で寝ないと、あいつ怒るよ。(笑)」
「う〜ん…ここで仮眠…」
KN「あははっ、珍しい。いつもは僕の腕の中なんか進んで入ってこようとしなかったのにね(笑)」
「…だって恥ずかしいじゃん。私そんなクンにベタベタするタイプでもないし、みんなの前じゃ尚更だよ」
KN「今日はどうしたの？確かにいつもより甘えたさんだね。…本当に、あなたってひとは可愛いね」
「……うるさい、何も言わないでここで寝かせて。」
KN「ふふっ、分かったよ。お姫様」
…そういう声色も好き。
呆れながら全てを許してくれる温もり。
目を閉じた私は、右側に感じる想像よりずっと大きいクンの体が心地よくて。
だけどそれを認めちゃうのが悔しいから、わざとツンケンした言葉で言ってしまうの。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ao_314(プロフ) - SnowMan出していただきありがとうございます！あれですよね？アニメオタク兼任している方ですよね？？間違ってたらすみません (2023年1月8日 3時) (
レス) @page28 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かった、、！(*´-`) 暖かい応援ありがとうございます！！^^ (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした…！！1番楽しみだなんて恐れ多いですありがとうございます泣泣泣 (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン - どうしましょくんさんにどきどきしちゃって心臓うるさいです笑これからも更新頑張ってください応援してます。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - うわーーー！！！更新！本当に！嬉しいです！！！！1番楽しみにしてたんですっっありがとうございます泣泣泣 (2021年8月13日 1時) (レス) id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月24日 0時
