キミの腕の中で ページ22
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KN side
深夜2時半。
うちのワガママなお姫様から、突然のお迎えコール。
それにも快く応じてしまう僕って…(笑)
夜のソウル、車を走らせながらもふと思い浮かべるのは、暗い練習室でただ一人黙々と踊り続けるAヌナの姿だった。
既に名声を手に入れ、事務所…いや、Kpop界を代表するダンサーアイドルと言われるまでになっても、カムバック前にはどのメンバーより練習する。普段の飄々とした姿からは想像できないくらい、実は彼女って練習の虫。
天からの贈り物のようなあの実力も、文字通り血の滲むような努力を彼女が何年も続けて培ったものだって…僕たちは知ってるから。
好き、姉のよう、頼りになる。
ありとあらゆる感情をAヌナに抱いてるNCTのメンバーたちも、その根底にあるのはヌナへの尊敬。
だからこそこういう無茶な要求が、可愛いと思えてしまうんだよ。
事務所の前に車を着け、スマホを確認する。
…ちょっと待って、僕めちゃくちゃ急いで来たのに遅い遅い言われてるんですけど。(笑)
逆に10分で宿舎から事務所まで来たのは速い方でしょ！？ほんっと言いたい放題だなうちのメンバーは。どこの誰がリーダーやってんだよ。(笑)
KN「遅くて悪かったね！！(笑)」
「…もう！！！！！」
窓を開けてヌナに声を掛けると、憎まれ口を叩きながらも、少し疲れたその表情は僕を見て明るくなった。…そんな素直なところが可愛くて仕方ないよ。
Aヌナが助手席に乗り込み、シートベルトを締めたのを確認して僕は車を発進させた。彼女はようやく一息つけたと言うように、ふぅと深い溜め息を吐いて腕を伸ばした。
KN「だいぶお疲れでしょう。今日は早く休んでね」
「うん、ありがと。…はあ、変なの。クンの顔見たら一気に気が抜けちゃった…(笑)」
KN「散々迎え遅いって言ってたのによく言うわ(笑)」
「それは言葉のあやってやつだよ！」
KN「どこもあやになってないよ！(笑) ふふ、愛情の裏返しとして受け取っておくね(笑)」
「…だってクンはそういうこと言っても許してくれるから。」
どこか決まりが悪そうに、その愛らしい唇を尖らせるAヌナ。僕は平気そうに微笑んでその話を聞いてるけれど、内心は彼女の言葉に感動したりしている。
だって、それほど心を開いてくれてるってことでしょ。
いつも辛辣な言葉を浴びせてくる彼女の素顔が余りに可愛いことを知っているから、僕はいつも彼女を最大の愛情で甘やかしてしまうんだ。
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ao_314(プロフ) - SnowMan出していただきありがとうございます！あれですよね？アニメオタク兼任している方ですよね？？間違ってたらすみません (2023年1月8日 3時) (
レス) @page28 id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて良かった、、！(*´-`) 暖かい応援ありがとうございます！！^^ (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした…！！1番楽しみだなんて恐れ多いですありがとうございます泣泣泣 (2021年8月14日 15時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン - どうしましょくんさんにどきどきしちゃって心臓うるさいです笑これからも更新頑張ってください応援してます。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
カオル(プロフ) - うわーーー！！！更新！本当に！嬉しいです！！！！1番楽しみにしてたんですっっありがとうございます泣泣泣 (2021年8月13日 1時) (レス) id: 7e5cc30559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月24日 0時
