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JW side
─さらに数日後
キャリーケースに荷物をまとめながら、ふと雲一つない窓の向こうの青空を見上げる。
1週間の同居生活も今日で最後。
なんだかんだお互い仕事が忙しくて常日頃一緒に居たわけじゃないけれど、夜寝る時にはAヌナがそばにいて、朝起きるとAヌナがそばにいて。
朝ごはんを一緒に食べて、一緒に家を出て、
夜はお互いに髪を乾かしあって、今日の出来事を話し合いながらお互いをマッサージしてあげて。
寂しい夜には、どっちかの布団に入って、ぎゅーっと抱きしめ合いながら眠りにつく。
そんな生活を何日か送っているうちに、前よりずっと二人の距離が縮まったって言うか…
…Aヌナが、もっと僕に心を開いてくれた気がする。
なんと言うか、“僕に預けてくれるようになった”って感じかな。
その不安も、負担も、悩みも。
僕の腕の中で、彼女が背負ってる重荷を少しずつ預けてくれるようになった。
…そんな彼女のことが、僕はもっと愛おしくなった。
キャリーケースのジッパーを閉めると、玄関の方から「ただいまー」と声が聞こえてきた。
明日からこれも無くなっちゃうのか。
僕はまだ宿舎にメンバーが居るけれど、Aヌナは…。
「ジョンウ〜？」
JW「お帰りなさい、Aヌナ。今行く！」
彼女の前で暗い顔を見せるわけにもいかないでしょ。僕はいつもの笑顔を作って、リビングに駆ける。
Aヌナはスーパーの大きな袋を床に置いて、食材を整理していた。
僕の顔を見ると、花のように微笑むけれど
「何してたの？」
JW「荷物まとめてた！」
「…そっか、そうだよね…」
…すぐに、その笑顔はやるせなさそうな雰囲気を帯びる。
胸がちくりと痛むけれど、こんな時にまで、感情が顔に出てしまうAヌナを可愛いと思っちゃう僕って、おかしいかな。
僕は彼女を、そっと後ろから抱きしめる。
その肩に顎を乗せて、表情を伺うんだ。
少しだけ潤んでるその瞳をそばに感じた時、
僕の胸は大きく高鳴った。
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れいら(プロフ) - なちゃんさん» コメントありがとうございます!!前回迄に募集していたリクエストを書き終わったら書かせていただきますね！(^^)お気遣いありがとうございます（ ; ; ）これからもご愛顧のほど宜しくお願い致します♪ (2021年6月22日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゃん - いつもお話楽しく読ませて頂いてます！リクエストしたいのですが、たまには紅一点ヌナがジェミンに甘えてみたお話読んでみたいです。お時間あるときに余裕があればぜひお願いしたいです＾＾次のお話も楽しみにしてます！ (2021年6月22日 11時) (レス) id: 0aebfe8a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月20日 0時
