・ ページ33
.
二人がまだお互いにぶつぶつと文句を言い合う中で、ふとチタが私に耳打ちするように、ひっそりと声を上げた。
TN「…抱きしめようとしてヤンヤンに飛び蹴りされるなら、この前テンとハニーがしたコトを知ったら…ヤンヤンは大変だね(笑)」
「え？…あぁ、実はあの夜のこと私あんまり覚えてなくて…」
TN「もー、やっぱり！！テンガッカリだよ……甘くてアツい夜だったのになぁ…」
「はにゃ？？？？？？？？？？？？？？」
TN「ふふっ、ハニーの色々ごちそうさまでした♡」
「……マジで何があった？？？？？？」
嫌な予感しかしない。チタが楽しそうな時は大体私がやらかした時である。
…色々ごちそうさまでした…？？
……私、チタに頂かれたの？()
YY「ねーえ、だからヌナっ！聞いてる！？」
「はいぃっ！！！…なんだよヤソかよびっくりして損したわ」
YY〈……なんで今日はそんなに俺をスルーするのさ…〉
TN「ぷっ… 可愛いなぁ、ヤンヤン(笑)」
いきなり怒ったりしょげたり、忙しいやつ。
ソファーの上で三角座りしたヤソヤソは、私を一目見るとぷいっと顔を逸らして、黙り込んでしまった。
チタと顔を見合わせ、微笑みを交わす。
…そんなに私のこと好きなのかよ。
本っ当に可愛い私の子羊ちゃんだ。
私は抱いていたベラをドジュンに渡すと、
ヤンヤンの隣に腰を下ろした。
真っ白に色が抜けた細い髪を、そっとその耳に掛けて、表情を覗き込んでみるんだ。
ヤンヤンは私を避けるように、拗ねた横顔を私から背ける。
「…ごめんね。スルーしてたわけじゃないんだよ。ほらヤンヤン、ヌナの方向いて？」
YY「…Aヌナ、ドジュンとハグしようとした。」
「でもドジュンのこと飛び蹴りしちゃダメでしょ、いやしていいんだけどさ」
XJ「おっと？？？？？」
YY〈…俺とハグしなきゃ、やだ。〉
〈フフッ、ヤンヤン。ヌナのココ、オイデ！〉
そう言って腕を広げる。
まだ拗ねてるヤンヤンは、ちらりと私の方を一瞥するけど、また視線をどこかへ放り投げた。
…だけど、結局。
我慢が出来なくなったかのように、
私へくるりと振り向くと、
顔も見れない速さで私に抱きついて、そのままソファーに私ごと倒れ込んだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいら(プロフ) - 黒雷丸さん» コメントありがとうございます!!嬉しいです…！（ ; ; ）マフィアゲーム私も書きたいと思っていたのでリクエスト頂けてとっても嬉しいです!!!ぜひ書かせて頂きます(^^)本当に励みになる応援のお言葉を沢山ありがとうござます…！！！これからも宜しくお願い致します！ (2021年6月20日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒雷丸(プロフ) - 第1話から一気見しました！最高でした…！！これからも楽しみにしてます！あの、次のリクエストに空きがあったらで良いのですが、127のマフィアゲームに女王様が参加してるのが見たいです！！リクエスト消化してからで構いませんので！！てよよ、ユタとのケミ最高です！ (2021年6月19日 13時) (レス) id: 5ed57e6908 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - まるころさん» コメントありがとうございます！お楽しみ頂けましたでしょうか(^^) (2021年6月15日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ちちゅさん» リクエストありがとうございます!! 今頂いてるリクエストを全て消化したら真っ先に書かせて頂きますね！(^^)お気遣いありがとうございます、、（ ; ; ） (2021年6月15日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - さわかさん» わぁ！リクエストありがとうございました！！リクエスト見た瞬間、「これは絶対いい話になる…！」と興奮()しておりました笑笑 そのように言って頂けて本当に良かったです（ ; ; ）こんな作品ですがこれからも応援頂けると幸いです…！！ (2021年6月15日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2021年6月10日 22時
