NCTの女王様（希望）！ ２０

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JN side







JM「…ヤバいよ、ジェノヤ」


JN「何がだよ。(笑)」




Aヌナと付き合ってることを俺たちみんなに報告して、その後の食事会で少しだけ酔ったAヌナを宿舎まで送って、

…しっかり朝帰りしてきやがった。(笑)


朝ご飯を食べている中帰ってきたジェミンに、チソンとロンジュンと、ソンチャンにショウタロウも大騒ぎで。男ばっかで住んでるとみんなそんな感じなんだよね。

めちゃくちゃ質問攻めにされたジェミンは一言だけ「Sexy！！！」と叫んで部屋に籠もった。


大ブーイングが俺たちの中で沸き起こったけれど、まああいつがAヌナとの間で何があったとか、いちいち報告したりすることはこれからも無いだろう。ジェミンって結構秘密主義だし、そういうところもAヌナと合いそうだな。

しばらく時間が経って俺が部屋に入った時、ジェミンが開口一番言ったのが、さっきの言葉だった。
その表情と口ぶりで、俺はすぐに察した。






JN「 …さぞいい夜をお過ごしで？(笑)」


JM「……Sexy！！！！！！」


JN「ヤー、大丈夫か(笑)」


JM「大丈夫… ……なふりしてたよ。Aちゃんの前では。」


JN「あははっ！(笑)」




まあ、それもそうだよな。
ジェミンにとってはAヌナが初恋な訳で、そんな人と付き合えて、結ばれて。

珍しく照れた様子のジェミンには、なんだか愛着心というか、それによく似た暖かい感情が湧く。まさか俺には無いと思うけど、母性本能みたいな、そんなやつ。


…ほんと、良かったよな。
二人が一緒になれたこと、正直誰より俺が喜んでる自負がある。

俺にとっては無二の親友と、誰より尊敬して信頼しているお姉さん。

そんな二人がこんな風になるなんて、ドラマみたいだ。Aヌナと出会った頃には想像してすらいなかった。出来るわけないよ。


だけどジェミンは立派な男になって、ヌナを迎えに行ったんだよな。


…本当に幸せだろうな、二人は。

今もこれからも、ずっとずっと。





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