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WW side
するとそんな俺の表情を察したのか、スキンケアを終えたAヌナがヘアバンドを外して、頬杖をつきながら微笑む。
『なに、どうしたの？(笑)』
WW「…その、さ。明日のイベント…」
『うん』
WW「…ルハンさんも来るんだよね、…」
『……』
一瞬、ヌナの表情が固まる。
…やっぱり言わない方が良かったのかな。
話題を変えようと口を開いたとき、
Aヌナは目を細めて吹き出した。
WW「…え？」
『あははっ…そんなに腫れ物に触るみたいな言い方しないでよ(笑)』
WW「だって…」
『…スーチョンも知ってたんだ？いつの間にかみんな知ってるんだね』
WW「…だって、気になるに決まってるじゃん。正直。」
『ふふっ、そっか。…大丈夫だよ、彼とは過去に何も悲しいこととか、辛いこととか、無かったから』
WW「そう、なの？」
うん、と頷くAヌナは晴れやかな表情だ。
どうやら二人は付き合っていたらしい。
それはみんな知ってる。
だけど一体何があって、どうして別れてしまったのか。
それを知る人は誰もいない。
Aヌナは頬杖をついたまま、微笑みを口に浮かべて窓の外を眺めた。
筋の通った綺麗な鼻が縁取る横顔は、やけにいつもより大人びて見えた。
WW「…後悔、してる？」
『…戻りたいとは思わないな。あの頃があったから今の私がいる。感謝してる。…だけどルハンは素敵すぎるひとだから、ちょっぴり悔しいけどね。今でも(笑)』
…Aヌナの口からルハンさんの名前、初めて聞いたかもしれない。
二人が本当に付き合ってたんだって、なんだか急に実感が湧いた。
だけどヌナが言う通り、本当に吹っ切れている様子だった。それもそうか、もう…6年以上は前の話だろうから。
いい恋だったんだな。
ふと、そう感じる。
WW「…今はもう、伝えたいことは無い？」
『伝えたいこと？』
WW「ヌナのこと抜きに、俺すごい…入社する前はルハンさんが活躍する姿に憧れてたから、話したくて。もし何かあったら、伝言するよ」
『…もう、スーチョンってほんと無邪気だね(笑)』
WW「えぇ…？」
『伝えたいことかぁ…』
Aヌナは微笑みながら、うーんと考える。
その笑顔は少しだけ切なげで、だけど優しくて。
少し口をつぐんだあと、
ヌナは画面越しに俺をまっすぐ見つめた。
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れいら(プロフ) - ぴっぴ。さん» コメントありがとうございます！お返事遅れました💦そのような感想を頂けて光栄です…！こちらこそ素敵なご感想をありがとうございます（ ; ; ） (2021年10月6日 2時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - こんばんは（ ; ; ）涙が止まりません（ ; ; ）ルハンんんんん。切ないけど強い女の子になって…儚いです切ないです。ありがとうございます（ ; ; ） (2021年10月4日 23時) (レス) @page48 id: 6af44f4d13 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - hanaさん» コメントありがとうございます！読者様に楽しんでいただけるように…！と書いたので、そのように仰って頂けて幸せです♡これからも楽しんで頂くために一生懸命頑張ります😊 (2021年10月4日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！真心を込めて書いたのでそのように仰って頂けて本当に嬉しいです🥲💖これからもご愛顧頂けるよう頑張ります！ (2021年10月4日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - カオルさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて感無量です…！箱推しありがとうございます😂💖 (2021年10月4日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月30日 19時
