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TY side
TY「お待たせしました〜」
「お！ありがとう！」
出来たてのカップ麺を二つ持って、コンビニの店先のテーブルへ歩く。朝日が昇ったばかり、かなり冷えるけれど、ダウンジャケットを着て頬を赤くしてる彼女の姿は可愛らしかった。
宣言通り、朝まで俺にダンスレッスンをしてくれたAヌナ。
そんな彼女、かつては会社の女性練習生の中で常に月末評価は1位を獲り、もはや獲りすぎということで現在はまさかの“殿堂入り”を果たしている。
女性なのにもともとはEXOの候補生、他の練習生とは別にレッスンが組まれてるくらい実力を鍛えられながらほぼ非公開練習生扱い…と、色々と規格外だ。
俺なんかが近付ける相手じゃないって、入社したばかりの頃は思っていたのに。
「…おいし〜！！やっぱりチーズラーメンに限るね」
TY「……ふふっ(笑)」
「え？…なんか私の顔に付いてる？」
TY「ううん。本当に美味しそうに食べるなぁって…(笑)」
「だって美味しいんだもん！！」
白い息を吐きながらラーメンを啜る。
彼女の飾り気の無い素顔は、なぜか俺をほっとさせる。
周りの練習生とも馴染めないし、ようやく心を開いたヒョンはつい最近会社を辞めてしまった。
先生にあれだけ貶されて、それで闘争心に火がついたはいいけれど、手を取り合って切磋琢磨できる相手なんかいない。みんな当たり前のように俺よりダンスが出来て、歌も上手くて。
どうしたらいいか分からない、とにかく一人で練習しなきゃ。
大学も受験していないし、音楽の道で生きていくためには、もっともっと練習しなきゃ。
何よりも燃えられるものを見つけた。
だけど仲間はいなかった。
…そんな時、
Aヌナが俺を見つけてくれたんだ。
「テヨンア、今度の月末評価はダンス部門で出てみない？」
TY「…先生たちを見返すために？」
「それもあるし、テヨンイのためでもあるよ。なんなら、私と一緒に踊ってみようか。私、もう月末評価受ける必要無いけど(笑)」
TY「……やりたい、です」
「…そう言ってくれると思ってた！」
そりゃ、実力も練習もまだまだ足りてない。
ステップすらおぼつかない。
だけどヌナがそう言ってくれるなら、挑戦したいんだ。
Aヌナは嬉しそうに、まるで冬なのに満開の花が咲くように笑う。
明るくて、優しくて、力強くて。
近寄り難いはずが、天真爛漫な素顔を覗くと彼女にもっと惹かれていく。
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れいら(プロフ) - りさこさん» 動き出しました…！！果たして20までにクライマックスに辿り着けるか怪しいところではありますが😂最後までドキドキしながら見て頂けるよう頑張りたいと思います！コメントありがとうございます！！ (2021年9月30日 19時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
りさこ(プロフ) - 少しずつ動き出しましたね…！これからクライマックスがどうなっていくか楽しみです！最後はみんなが笑っていますように！！テオちゃんが脱退する未来なんて見たくないです😭 (2021年9月29日 1時) (レス) id: ee497d0949 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ひかるんさん» 本当でした！😱ご指摘ありがとうございます！🙇🏻♀️ (2021年9月25日 2時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるん(プロフ) - ソンチャンとショウタロウの絵文字逆になってますよ〜 (2021年9月25日 2時) (レス) id: b91485c027 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - りさこさん» コメントありがとうございます！本当は実際にいるメンバー分だけにしようと思ってたんですけど、我慢できず入れちゃいました😂そんな風に仰って頂けて作者としてはとても嬉しいです…！これからもイジられていく予定なので宜しくお願いします！笑 (2021年9月23日 3時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年9月23日 1時
