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LH「おいA、どうしたんだよ…」
ルハンが私の手首を掴んで、少し乱暴に私を振り向かせる。
泣いてるとこなんか見られたくない。
だけど顔を背けると、ルハンは両手で私の頬を挟んで、…こんな時だけ優しく挟んで
そっと顔を上げれば、心配そうに私を見つめているルハンの瞳。
「…バカ、嫌い」
LH「はぁ…？」
「もうやだ、…ルハンと話したくない…」
LH「ふざけんなって、理由を言えよ」
「っ… ……言ったら、嫌われるもん…」
LH「は…？」
「こんなこと言ったら失望する、私のこと見損なって嫌いになるよ、」
LH「なるわけねぇだろバカ」
「絶対… ……え…？」
ルハンの言葉に引っかかって、思わず彼を見上げる。
彼は呆れたように溜め息をついて、
片手で私の両頬をむにゅっと掴んだ。
LH「あのさ。…俺がAのこと嫌いになるなんて絶対無いから、それだけは無いから。バカじゃねぇのお前」
「なっ……ば、バカって…」
LH「…や、バカは言い過ぎたけど。逆に俺に嫌われるようなことでも何か思ってたのかよ」
「それは…分かんないけど… …でも、ルハンは絶対がっかりする…」
LH「…言えよ。大丈夫だから。Aにがっかりなんてすること無いから」
私の頬を挟んでいた手の力を弱め、乱れていた私の髪を繕うように撫でる。
ルハンが私に向ける眼差しは、意地悪だったり茶化してたり真剣だったり、
だけどいつだってその奥底には優しさがある。
…もう、そんな風に優しくしないで。
あなたへの想いが止められなくなってしまうから。
「…たし…」
LH「うん？」
「…ルハンに、妹みたいに…思われるの、嫌なの…」
LH「…」
「可哀想だから一人にさせないとか、才能潰れるのが可哀想だから守ってやるとか、そんなのやだ…なんて、思っちゃってるの……、」
LH「…A…」
「バカでしょ、バカなの、…ルハンのそういう優しさに救われてきたのは私なのに…」
LH「…」
「……それでもまだ足りなくて、ルハンの特別になりたいなんて思ってるの…っ……、」
LH「…！」
私の髪を撫でていたルハンの手が止まる。
…ああ、本当にがっかりされてしまった。
これからは距離が開いてしまうんだ。
今までみたいな仲には戻れないんだ。
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なおてぃん(プロフ) - れいらさん» お返事ありがとうございます！！このお話まだまだ楽しみたいです！！長くなっても読み続けます^ ^笑 悠太くん大活躍のストーリー首を長くして待ってます♪ (2021年9月1日 21時) (
レス) id: 600e5004d6 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - なおてぃんさん» コメントありがとうございます！仰る通りストーリーをそろそろラストに持っていこうとしてるのですが、思ったより長くなってしまいそうな気がします…笑 悠太くん大活躍のストーリー温めてるのでお楽しみになさっていてください！(^^)♪ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - hanaさん» コメントありがとうございます！フンハン凄く懐かしいです…！Wolfのラストは絶対フンハンですよね（ ; ; ）主人公とルハンへの感想もとっても嬉しいです！！ありがとうございます（ ; ; ）これからのジェミンの活躍に乞うご期待です…！！ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - mさん» わああ！そのこだわりに気付いていただけましたか…！（ ; ; ）すごく嬉しいです!!笑 そのような感想を頂ける時はとっても励みになります！本当にありがとうございます！ジェヒョンのストーリーも用意しているので、ぜひ楽しみにして頂けたらと思います！(^^) (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 矮楼さん» コメントありがとうございます!!ルハン編にそのような感想を頂けて嬉しいです（ ; ; ）これからもお楽しみ頂けるように頑張りますね!!暖かい応援ありがとうございます♪ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月26日 1時
