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『…私たちより、その子を取るんだ。あんなに優しくしてくれたのに…』
LH「当たり前だろ。基本的には“あんなに優しい”俺をキレさせたお前らよりAの方が大切に決まってるわ、てか同じ天秤にもかけれねぇよ」
『っ……最低！！』
廊下に響き渡る金切り声。
周囲を歩いていたスタッフさんたちはなんだなんだとこちらを見るけど、ルハンは涼しい顔をしている。
数秒もすれば、場は静まり返った。
私はなんとも言えない、
…感動とも、嬉しいとも、愛しいとも言い表せない、震えて高ぶる感情をこらえながら、ルハンを見上げた。
LH「ほんとこの会社にはAの敵が多すぎるよな。大体プロデューサーが無茶して男ばっかの練習チームに入れたりするから、」
「…バカ」
LH「…え？」
「毎回毎回、女の子相手に言い過ぎだから！ほんっとあんたって口悪いし！言い出したら止まんないし、容赦無いし…」
LH「それは…」
「……でも、ありがとう」
LH「…」
「…いつも、守ってくれて…」
人に声を荒げたり、いくら向こうに非があっても自分の言葉で傷つけたりすることが出来ない。
そんな私の性格をとっくに見抜いているルハンは、私が何か言われた時にはもちろん本人の気持ちもあるだろうけど、私の分まで向こうに言い返して、必ず私を守ってくれる。
この国に来てから、ずっとそう。
ルハンは私を守ってくれる、唯一の人だ。
彼は、そんな私の言葉に
さっきまでの剣幕は噓のように 柔らかく笑って
ぽんぽん、と
…やっぱり少し雑に、私の頭を撫でる。
LH「…お前、優しすぎるとこあるじゃん。だから、」
「…またお前って言った」
LH「ちょ、ほんと俺に対しては饒舌だよなぁ！？さっきのなんだったんだよ！！(笑)」
「だってルハンにはなんでも言えるから！全部言っちゃうの、私の気持ち、」
LH「…Aの、気持ち？」
…や、言えてないことも沢山あるけど。
それでもルハンには、大体のことはさらけ出していられる。
その瞬間、ルハンがどんな感情を私に抱いていたのかは分からない。
だけど、彼は私が今まで見たことの無いくらいに優しい
私の肩を抱き寄せた。
LH「…Aがなんでも言える場所が俺なら、それが一番いいよ」
LH「…絶対、俺が守るから。これからも、何も心配すんなよ」
AはただAらしくいればいいんだって
…そう言って、ルハンは微笑んだ。
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なおてぃん(プロフ) - れいらさん» お返事ありがとうございます！！このお話まだまだ楽しみたいです！！長くなっても読み続けます^ ^笑 悠太くん大活躍のストーリー首を長くして待ってます♪ (2021年9月1日 21時) (
レス) id: 600e5004d6 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - なおてぃんさん» コメントありがとうございます！仰る通りストーリーをそろそろラストに持っていこうとしてるのですが、思ったより長くなってしまいそうな気がします…笑 悠太くん大活躍のストーリー温めてるのでお楽しみになさっていてください！(^^)♪ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - hanaさん» コメントありがとうございます！フンハン凄く懐かしいです…！Wolfのラストは絶対フンハンですよね（ ; ; ）主人公とルハンへの感想もとっても嬉しいです！！ありがとうございます（ ; ; ）これからのジェミンの活躍に乞うご期待です…！！ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - mさん» わああ！そのこだわりに気付いていただけましたか…！（ ; ; ）すごく嬉しいです!!笑 そのような感想を頂ける時はとっても励みになります！本当にありがとうございます！ジェヒョンのストーリーも用意しているので、ぜひ楽しみにして頂けたらと思います！(^^) (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 矮楼さん» コメントありがとうございます!!ルハン編にそのような感想を頂けて嬉しいです（ ; ; ）これからもお楽しみ頂けるように頑張りますね!!暖かい応援ありがとうございます♪ (2021年9月1日 16時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月26日 1時
