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YY『…俺の想いなんかなんも分かってねーよ、Aヌナは…！』
「っ…… …それはヤンヤンが伝えなかったから分かるものも分からないよ、人の心なんて読めないもん！」
YY『それは… …だけど！今まで俺があんなにヌナのこと… …っ、あ〜〜もう！！！』
「ずっとヤンヤンは私に甘えたい気持ちと独占欲で好きなんだって思ってたもん、ほんとの気持ちなんて知らなかったから…！」
YY『昔はそうだったけど、…だけど今は！』
そこでヤンヤンは何かを言いかけて、言葉に詰まり
あーとかうーとか、激しい息切れの中唸ってる。
…もう、どうすればいいの。
弟、ただそれだけ。
それだけなんだ。いくら彼が好意を抱いてくれても。
…それだけだよ。
「…これから先も、ヤンヤンは私にとって弟…」
YY『それ以上言ったら絶対許さねーからっ、』
「っ…」
YY『そうやって面倒なことにはすぐ蓋して目背けるだろ、』
「な、面倒なことなんて…！」
YY『じゃあなんでこれからのこと決めつけるんだよ、マジムカつく…！』
「それはっ…… …そう、だけど…」
YY『っ…… もう、ったく… はぁっ、はぁ… あとちょっと…！』
「…え？」
YY『…これから先もとかっ、決まったことなんて…先のことなんて、分かんねぇだろっ、』
YY「だから…！！」
…なんて
その激しく切れた息と声が
夜風に乗って、伝わってくる。
思わず顔を上げれば、
公園の入り口で膝に手を当て、大きく肩を上下させている銀色の頭。
彼と視線が重なる。
真っ直ぐな瞳。
…いつになく、私だけを真っ直ぐに見つめている瞳。
「ヤンヤン… 会社から…！？」
YY〈…マッジでありえねーから、もっとマシな感想よこせって… …心臓止まるかと思った……〉
なんでテンヒョンいるの、と力なく呟いたヤンヤンは
これまで無我夢中に走っていた疲れが一気に体に来たのか、へろへろと近くの遊具にもたれかかる。
…思わず手を差し伸べて抱きしめそうになるから、ヤンヤンは怒るのかな。
そんな態度ばかりを取っているから…？
でもそれは、弟が可愛いからであって、彼に勘違いをさせたいという意図ではない。
…なんでこんなに、難しいの。
だけど、
こんなに複雑な関係を、知らず知らずのうちに築き上げていたのは
ヤンヤンが知らず知らずのうちに、
立派な一人の男として私に向き合っていたという何よりの証拠だった。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
