もう隠さない ページ37
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YY『…で、どうだった？』
「…えっと、まずはね。ヤンヤンのオールラウンダーぶりが発揮されてて良かったと思う。歌もラップもダンスも、ビジュアルも仕上げてきて、パフォーマーとしてのクオリティーがすごい上がってるなって…ヤンヤンの進化と成長をよく感じたよ」
YY『ふふっ、Aヌナがそんなに褒めると照れくさいな…(笑)』
「本当に良かった。……で、歌詞…なんだけど」
YY『ああ…』
「…ヤンヤンの気持ちは、分かったよ」
YY『……待って、なんかこうして言われると… …俺なんであんなこと言ったんだろ…(笑)』
よく見える。
ほっぺ赤くして、頭掻いて、部屋の中でぐるぐる歩き回ってるヤンヤンの姿。
どうしてそれが、こんなに微笑ましいのか。
可愛らしいと感じるのか。
胸が暖まるのか。
…それはきっと、彼の思いを知ってもなお、
私にとって彼が“弟”以外の何者でもないからだ。
「…嬉しかったよ。ちょっとくすぐったかったし。だけど… …もしそういう対象として私を見てくれてるなら、私はヤンヤンのこと…弟としてしか、今は見れない…」
YY『……』
「きっと、これからも。…それが、正直な感想。だから、ごめ…」
YY『…ちょっと待ってよ、ヌナ』
「…え？」
ヤンヤンの声色が変わる。
ほんの少し不安そうで、ほんの少し…なんとも言えないけれど、雰囲気が変わった。
何かドタバタという音が電話の向こうから聞こえる。
YY『なんで、…さっき曲聴いたばっかりだろ？』
「え？まあ、うん…」
YY『それでもう決着つけて、終わらせようとするなんて酷いだろ、』
「っ……」
YY『…そっちから感想催促しといて何言ってんだよって、分かるけど、分かるけど… …やだ、認めたくない、俺ガキだから…まだヌナのこと諦めたくないっ……、』
「…ヤンヤン」
YY『…そんな簡単に、弟だからはい終わり、で片付けられる関係なのかよっ、俺たちって… Aヌナの中ではその程度なのかよ、俺って…！』
「違っ、そうじゃない…！私の言葉が…」
…何故か、電話口のヤンヤンは息切れてる。
ドタバタと鳴っている背景の音もそのままだ。
和やかな雰囲気から一転したのが伝わったのか、隣に座っているチタは心配そうに私を見つめている。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
