Don't keep my love on the low ページ26
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YY side
“彼女はかけがえのない人だけど”
“僕の手には留めておけそうにもない”
“深く知れば知ろうとするほど逃げていく”
“彼女は僕の指をすり抜けていくけど”
“僕は彼女を喜ばせるために頑張るのさ”
“僕が向き合うと彼女は僕を試す”
“僕は全部うまくやる”
“彼女のために時間をかけて”
“だけど彼女は全部ムダにしたり”
“とにかく僕が言いたいことっていうのは”
“僕の愛を隠したりしないでよ”
“僕をヨーヨーみたいに投げてもいい”
“だけど僕は君を離さない 約束する”
“信じられないなら、今すぐ教えて”
“君を離さないために僕には何が出来る？”
歌詞をもらった時
俺の頭の中には、彼女の顔しか浮かばなかった。
…何これ、俺とAヌナのための歌？
レコーディングの時だって、MV撮影の時だって、
いくら仕事に集中していても拭い去ることが出来ない。
むしろどんどん大きくなっていく。
その綺麗な横顔を胸に描きながら、俺はまた音を紡ぐんだ。
TN「ねえ、ヤンヤン」
YY「ん？」
MV撮影の休憩中、ダンスを軽く確認しながらも俺に話しかけてきたテンヒョン。
いつものように俺を揶揄う素振りは見せず、至って落ち着いたトーンで、だけどどこか深刻ではないような語気で、宙を見上げながら口を開いた。
TN「この歌もらってから、ずっとAヌナのコト考えてるでしょ」
YY「…なんで分かるの」
TN「フフッ、見てたら分かるよ。すごくイイ顔して歌うから」
YY「いい顔って…」
TN「だけど、ちょっと切なそうなカオもするね」
全て見透かしてるよ、とでも言いたげなテンヒョンの小生意気な視線が俺を見上げて微笑む。
俺はこんな時に限って何も上手い返事を思いつくことが出来ずに、はあと溜め息をついてヒョンから顔を背けた。
TN「ナニナニ、図星？(笑)」
YY「バカにすんなよー！！…結構深刻な問題なんだから。(笑)」
TN「最近はハニーとヤンヤン、さっぱりだもんね〜。ハニーが忙しいのもあるけど」
YY「そうだよ。最後に二人でちゃんと話したのいつだろ…」
TN「…ヤンヤン。協力してあげようか？」
YY「え？」
TN「フフッ、大好きなハニーと可愛いヤンヤンのコトだから。テンがちょっとガンバってあげる！」
そう得意げに笑うなり、ヒョンは背伸びして俺に耳打ちする。
…明かされた計画に、俺は早くも心拍数の高まりを感じた。
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れいら(プロフ) - SFさん» この展開はジェミンが黙ってないですね、、！！笑 そんなそんな、天才だなんて恐れ多いです汗 ですがこれからも楽しんで頂けるように頑張りますね！暖かい応援ありがとうございます！^^ (2021年8月23日 0時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - 負けるなジェミン、、、と言う謎感情発動してます笑笑笑笑毎回本当に楽しんで読んでおります！そして、繊細な心理描写に毎回脱帽しております、、天才、、、、 (2021年8月22日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - SFさん» コメントありがとうございます！…開いてると思います！！（） こちらこそ暖かい応援をありがとうございます！^^ (2021年8月16日 9時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - ついに、、、来た、、、、パンドラの箱は開くのか、、？？？？という気持ちでワクワク楽しんでおります。いつもお話しありがとうございます！ (2021年8月15日 0時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら
| 作成日時：2021年8月14日 15時
