美しすぎて、ごめんなさい。５ (ページ25)

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おかえりなさい、テンページ25

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KN side

KN「おかえり！急いで！」

HD「テンヒョンもう車に乗ったって！」

XJ「やばいやばい、準備終わってない！(笑)」

YY「お待たせー！ビールとワイン買ってきた！」

いつになく慌ただしい宿舎の中。
買い出しから帰ってきたヤンヤンは飾り付けをするヘンドリーを手伝う素振りも無く、ソファーにどっかりと腰を下ろした。そんなヤンヤンの頭を風船でぶっ叩くドジュン。

まさかサプライズの準備途中でテンが帰ってきたら、それはもうサプライズではなくなる。てなわけで僕たちは急がなければならない。

し、それに。

YY「てか、Aまだ帰ってこないの？」

XJ「道混んでるって20分前に連絡来た！」

HD「間に合うといいな…空港でも待たされたみたいだしね」

KN「そもそもAが言い出しっぺだからね、この企画。(笑)」

そうだ。
テンが韓国に戻ってくる日程が決まってからと言うものの、Aは何をデリバリーしてどんなお酒を用意して、どんな飾り付けをして10ヶ月ぶりに僕たちのもとへ帰ってくるテンを迎え入れようかと、それはそれは楽しそうに計画していた。

だけど急遽日本でのグラビアと広告とファッション誌の撮影スケジュールが入り、せっかくならとイスマン先生にイリチルのライブ鑑賞にも誘われたようで、帰国が今日に重なった。

タロやイリチルのメンバーと一緒の便で帰ってきたから、もう宿舎に着いていてもおかしくないんだけど、どうも道が混んでいるらしい。

飾ろうとしたバルーンをベラに持ってかれたドジュンがベラを追いかけて思いきり転んだところで、インターホンが鳴った。

…やばい、もうテン、帰ってきた？

HD「待って、まだ飾り付け終わってない…！」

YY「俺が玄関先でテンヒョンと話して時間稼ぎしてこようか！？」

KN「おっ、頼んだ！お願い！」

ヤンヤンを遣いに回したところで、最後の飾り付けをせっせとする。
だけど少しして玄関先から聞こえてきたのは、「なんだよお前かよ！」「お前とはなんだこのクソ羊が」という声。

…どうやら帰ってきたのはテンではないみたいだった。
一安心。(笑)

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