・ ページ45
.
KN「最近どう過ごしてた？レコーディングで忙しかったでしょ」
「うん、でも相変わらず楽しいよ。あと…なんだろ、最近はなんか…」
KN「うん？」
「…ジェノくんがね。辛い時はいつでも俺のとこおいでって、なんか…私が知らないうちに、私のことよく分かってくれてるんだなって。そう言ってくれて、少しびっくりしたけど、心が楽になった」
KN「お〜！」
やるねジェノ、とクンママが笑う。私も頷いた。
「…みんな意外と、私のこと見てくれてるんだなって」
KN「…」
「だって私、一人でなんでも出来るって思われてそうで、スタッフさんも…何も心配しないから、誰にもあまり気にかけられてないのかなって思ってたよ」
KN「…ふふっ(笑)」
「…なんで笑うの。」
KN「…A、ちょっと大事なこと抜けてるよ」
「え？」
思わずクンママに振り向く。彼は私を見上げ、頬杖をつきながら微笑んだ。
KN「みんなAのことよく見てるし、気にかけてるに決まってるよ」
「…」
KN「だってA、一人でなんでも出来ないもん。すぐドジするし(笑)」
「え！！？って、うわっ！！」
KN「あー！言わんこっちゃない！！(笑)」
ドジって言われた瞬間ムキになってクンママに向き直ろうとしたら、バランスを崩して思いきりママの膝の上から転げ落ちてしまった。
いたたた…と腰を押さえる私に、ママが笑いながら腕を引っ張ってくれる。
KN「ほらね。(笑)」
「いったぁ…」
そのままばたりとクンママの胸の中に倒れ込んだ。もうコケちゃったから何もかもどうでもいい。ふん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいら
| 作成日時：2021年11月25日 20時
