38話 ページ39
やば、涙で視界が・・・
けどそんな事よりももう1通の方をはやく見たかった。
ー俺の最愛の娘、Aへー
あぁ、こっちはお父さんの字だ。
ー此の手紙読んじゃったのか・・・
けど俺らが死んだからといって自分を責めるんじゃないぞ?
俺は母さんと決めたんだ。
Aだけは死んでも守ろうってな。
Aに寂しい思いさせちゃうことになってごめんな。
けど俺はずっとAのことが大好きだ。
ずっと母さんとAを見守っているからな!
泣きたかったら泣く!
寂しかったら我慢しない!
何も泣いたからってAは俺達のこと忘れないだろ?
泣かないと逆に駄目だ!
哀しいとか寂しいって気持ちは溜め込むと体にも悪いし何より心が苦しくなる。
Aが俺達のことを忘れても俺達はAのことを絶対に忘れない。
俺も母さんもAの心の中にずっといるからな。
だから感情を殺すな。
思いっきり笑って泣いて怒って自分の思ったことをありのままに出して生きてくれ。
Aは優しいから周りにはたくさんの優しい友達がいるはずだ。
自分1人で解決しようとしないで周りにも頼ってみるんだ!
最後になるが俺はAのことをずっと愛している!
大好きだ!
生まれてきてくれてありがとう!
満華を母さんに俺をお父さんにしてくれてありがとうな!
大好きだ!
父さんよりー
・・・もう限界だった。
読み終えた瞬間声を上げて私は泣いた。
小さな子供みたいにワンワン声をあげて泣いた。
どうしようもなく、止め処なく大粒の涙が目から溢れ出てきていた。
「私も、ずっと、大好きだよ・・・」
泣いてる間、私は此れしか言えなかった。
そして暫くして涙が止まり小さい封筒を開けてみた。
其の封筒の中にはお母さんとお父さんが片耳につけてお揃いにしていたイヤリングが入っていて私はまた暫く泣き続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷翠 - アンタレンさん» はい！行きました！ (2020年3月27日 17時) (
レス) id: c1bb07e9f8 (このIDを非表示/違反報告)
アンタレン(プロフ) - 氷翠さん» 前コメント欄1のコメント欄に来てくださいましたよね (2020年3月27日 16時) (レス) id: 7f0b67551c (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - アンタレンさん» どうぞどうぞいらっしゃい！（？） (2020年3月27日 16時) (レス) id: c1bb07e9f8 (このIDを非表示/違反報告)
アンタレン(プロフ) - 氷翠さん» どうもこんにちは…すみませんお邪魔して… (2020年3月27日 16時) (レス) id: 7f0b67551c (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - もーりーふぁんたじーさん» さ、最高！？ありがとうございます！アンタレンさん私も何処かで見覚えが・・・ｺﾎﾝ、頑張ります！ (2020年3月27日 16時) (レス) id: c1bb07e9f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奈雪 | 作成日時：2019年9月18日 23時
