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青Side
もう少し勉強をしてからご飯を食べるという
康二を置いてリビングに向かうと
父さんがいた。
「おかえり。帰ってたんだ？」
「おーただいま。あれ？翔ちゃん泣いたんか？目赤いで？」
「んー。康二と喧嘩？した」
「珍しいなぁ？」
「てか俺が勝手にキレただけ。ごめんね父さん、大事な息子泣かせちゃったわ」
そう言ってちらっと父さんの顔を見ると
心配そうな表情をしていて、
俺にまで過保護なんだなと思った。
「恋人、出来たんだってさ。」
「…知っとるよ」
「そか。やっぱあいつ俺に言うのが最後だったんだ」
「翔太には自分から言うから黙っててって康ちゃんが真剣な顔で言うんだもん、しょうがないじゃない」
「康二も翔ちゃん大好きやからなぁ。きっと心の準備が必要だったんやろ」
そう言って笑う父さんの笑顔は
さすが親子なだけあってやっぱり
康二と似ている。
「翔太には涼ちゃんがいるのに何をそんなに怒る必要があるのかしらね？」
「関係ねぇの！それとは！」
「仲直りはしたんかな？」
「ん。めっちゃキレられた、康二に。あいつ恋人悪く言われたら超キレる。めちゃくちゃ怖かった…」
母さんを無視して俺に
優しく声を掛けてくれる父さんに
唇を尖らせながら言う。
「…康二は良い男に成長したんやなぁ。」
少し寂しげで、でもどこか誇らしげでもあるその表情に
康二への想いが全て詰まっている気がした。
「父さんに似たんじゃん？」
「父さんより翔ちゃんちゃう？再婚してからはずっと翔ちゃんに付きまとってたやろ？いつの間にか父さんの背中なんて見てなかったで(笑)」
寂しいな〜なんて言いつつも
楽しそうな父さんに俺も勝手に元気づけられた。
俺やっぱ父さんのことすげぇ好きだなぁ。
「やっと終わった〜。お腹すいた〜」
「康ちゃんお疲れ様。翔太と喧嘩したんだって？ごめんね康ちゃん。まだまだ子供で」
勉強を終えてリビングにやって来た康二が
椅子に座るなり母さんが口を開く。
口調は馬鹿にしてるけど、
でもすごく優しい言い方で。
何だかんだ母さんも息子に甘いんだなと思った。
「でもちゃんと話せたしもっとしょっぴーを好きになったで。」
康二のその言葉に父さんと母さんは
それはそれは嬉しそうに笑った。
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真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» パス外しました！ (2020年12月14日 0時) (
レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 楽しみにしてます！ありがとうございます！ (2020年12月13日 19時) (レス) id: 471bec5651 (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - テンプレ返信ごめんなさい… (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 18時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
真夏野スピカ(プロフ) - トマト鍋さん» コメントありがとうございます！Part2は現在作成中のためパスを付けてるんです…。０時には開けるようにしますのでお待ちいただけたら幸いですm(__)m (2020年12月13日 17時) (レス) id: ee0c14e74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真夏野スピカ
| 作成日時：2020年11月13日 19時
