幼馴染みは永遠と。【佐久早聖臣】 (ページ22)

今日:1 hit、昨日:27 hit、合計:49,653 hit

楽しそうだね部活動ページ22

次の日から早速部活見学が始まった。とは言ってもバレー部以外興味ないから友達と足早に体育館に向かう。

「あ、Aちゃん達！1年ぶりだね～！」
「お久しぶりです、先輩！」

　やっぱり中等部の時の先輩が何人もいた。知らない先輩もいたけど……

　まずは確認を取ろう

「あの…、男バレが使っている体育館ってここからどれぐらい離れていますか？」

「男バレか？あっちだよ」と指を刺された方を見れば犬走の向こう側だった。近くてよかった～

「え、なに？男子気になるの？マネージャー行けば？」あ、この先輩は初めて会った人だ。説明面倒だな～……と思っていたら

「佐久早対策だっけ？呼び出しくらいやすいの？」
「まあ、そんな所です。昨日も寮に呼び出されたので」
　事あるごとに佐久早は私を呼び出す。とりあえず何でもいいから早く古森くんに慣れてほしいなんて思ってしまう。

「佐久早？誰それ」
「男バレの子。中等部の頃からずっとスタメン取ってるの」

「彼氏ポジ？」
　なんてことを言い出すんだこの先輩は…。知らないにも程があると思うんだけど…。まだ高等部ではそんなに噂広まってなかったのか、そっちの方にも驚いた

「いや、幼馴染みです。初等部の頃からの」
「え！？ずっと井闥山にいるの？すごっ」

　はあ、この先大丈夫かな～……。色々心配になってきたよ