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それから父親の方が何とか機嫌を取り戻して、お酒を買いに行ってくれたおかげでぼくはおつまみの残りにありつけた。
お水はなかったから近くの酒瓶に手を伸ばしたんだけど、それがまずかったみたい。また何回かタバコで焼かれちゃったよお、痛いったらありゃしない。
暗くなったら何人かが家に押し掛けて来て「ジドウギャクタイ」とか「セットウ」とか言って親を捕まえて行っちゃったけど、ぼくは動じない。だって今までも何回かあった事だからねえ。その度に親は血の匂いをさせて帰って来た。
だから今回も朝まで待とうかと思ったんだけど、賢いぼくはある事を思いついちゃったんだよねえ。
「この隙に…ここから逃げる。」
というわけで、ぼくの脱出計画の始まり始まり！
続く
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作者名：＊つら＊ | 作成日時：2024年3月17日 15時
