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コーヒーショップに着くと、毎回ヌナがレジ前に立ってくれて｢何にする？｣と財布片手に聞いてくる。
俺が飲みたいのを言うと、｢じゃあそれと、ラテお願いします｣ってのがお決まりのセリフで、そのままヌナがお会計も済ませちゃうんだ。こういう所は子供じゃないんだよね…笑
｢マク、何にする？｣
今日もいつも通り、ヌナがレジ前に立ってくれて片手には財布。いつもご馳走になってばっかりだから今日こそはと思い、ヌナの手を引き俺の後ろに来させて｢アイスアメリカーノとアイスラテお願いします｣と店員さんに伝えた。
MK ｢アイスラテで良かったよね？｣
｢うん、私はそれで大丈夫。ごめん払わせちゃって、はいこれ｣
ラテとアメリカーノ2つ分のお金を渡してくるヌナ。
MK ｢はぁ…ヌナ、俺コーヒーショップ代くらい払えるけど？笑｣
｢そうじゃなくて！私が誘ったし、ヌナに払わせて？｣
ヌナが渡してきたお金をそのままヌナのパーカーのポッケに戻す。
MK ｢いつも出してもらってばっかりだから、たまには俺にも出させてよ｣
そう言うと元々大きい目を更に開いて俺を見つめてくる。
MK ｢ヌナ…？笑｣
｢マクちゃん……彼女でも出来た…？｣
MK ｢ぼや！？何でそうなんの！？笑｣
｢なんかマクちゃんが男だもん…｣
MK ｢彼女なんか出来てないよ、いつもヌナに払ってもらってばっかだからたまには俺も出そうと思っただけ！笑 後俺ずっと男だから！！笑｣
｢そう…？あーマクちゃん大人にならないで〜〜｣
そう言って泣き真似をするヌナ、ﾁﾝｯﾁｬ子供だ笑
｢そうだ、ジョンウにお土産買って帰ろ。もう絶対起きてるだろうし、何も買って帰らなかったらうるさそう…笑｣
ジョンウへのお土産にチョコスコーンとクッキーを買い、俺たちの優雅な朝は終わった。
宿舎に着くと、ドタドタと玄関までジョンウが走ってきた。
JW ｢ヌナ！マーク！2人でどこ行ってたの！！｣
｢コーヒーショップ行ってた〜｣
JW ｢はぁ…ずるい…俺も行きたかった…｣
｢と言うと思ってジョンウにお土産買ってきました〜！笑｣
買ってきたスコーンとクッキーを見せると嬉しくてヌナに飛びつくジョンウ。
｢やっぱり買って正解だったわ｣
MK ｢ヌナ、エスパーだね笑｣
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作者名：マンネ
| 作成日時：2022年11月17日 20時
