自分の物にはお名前を ページ25
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いつもライブのリハや本番ではスタッフさんがメンバー分の水やご飯を用意してくれるんだけど、ペットボトルとか自分達で持ってきたお菓子なんかは誰が誰の物か分からなくなるから名前を書くルールがある。
これは昔、私が間違えてマークの水を飲んでしまった事があって…笑
それに気付いたヘチが｢ヌナが飲んじゃうから自分の物には名前書くようにして！！！！！｣って皆に約束させた事から始まった。
私が並んでいるペットボトルを一つ取ると、横に居たヘチがすぐさま｢ヌナ名前書いた！？｣って聞いてくる笑
｢今から書くよ〜、ヘチも書く？｣
HC ｢ヌナが書いて｣
なんて言われたからヘチが持ってたペットボトルとグミの袋に精一杯の可愛い字で "ヘチ" と書いておいた。
HC ｢わー…ｷﾖｯﾀ｣
なんて呟くヘチの後ろから水を飲みながら近付いてくるジェヒョンが。
｢ユノも名前書きに来た？｣
JH ｢んー、忘れてたけどついでだし書くわ｣
ジェヒョンがペンを持った瞬間、俺も俺もと皆が集まってきてジェヒョンに名前を書くのを任せ始めた笑
JH ｢あぁ、マジで…笑｣
｢やられたね笑｣
やれやれ、と言いたげな顔をして私の隣に腰掛け皆の分に名前を書いてあげる優しいジェヒョン。
JH ｢全部俺の名前書いてやろうかな｣
｢ふっ笑 ユノこんないっぱいのお菓子食べんの？笑｣
JH ｢全部Aにあげる｣
｢それ私が怒られるじゃん笑｣
JH ｢もう書く物ない？｣
｢うん、私は大丈夫｣
JH ｢あ、1つ書き忘れてた｣
そう言って私の手首を取り小さく "JH" と書いた。
｢えっ｣
状況が掴めませんと言わんばかりの表情を浮かべていたら
JH ｢俺のでしょ？｣
と、笑いながら言われ戸惑った。
｢……パニック！！｣
JW ｢びっくりしたっ…！ヌナどうかした！？｣
｢あっ、いや、別に、何もっ…｣
YT ｢耳まで真っ赤やで！笑｣
HC ｢ジェヒョニヒョン！何かしたでしょ！！？｣
JH ｢何もしてないよ笑｣
｢マクちゃんっ…！どうしよう！！？｣
ソファに座り携帯を触っていたマクちゃんに飛び付く。
MK ｢おぉっ…！ヌナ、どうしたの笑｣
｢ユノがっ、｣
MK ｢ジェヒョニヒョン？｣
｢ほんとに……かっこいい男だわ、チョンユンオ…｣
MK ｢それは間違いないね〜｣
皆に囲まれているジェヒョンの方を見るとふんっとドヤ顔をされた。
｢うわめっちゃ悔しい｣
MK ｢ヌナ情緒どうなってる？｣
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作者名：マンネ
| 作成日時：2022年11月17日 20時
