小型犬王子が不器用だった件について【２】

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A ｢はい…｣


父 ｢転校を考えてみないか？｣


A ｢え？｣


父 ｢あの学園に赤札というものが出来たことは知っていたが、Aがその被害者になった事は知らなかった…。赤札はすごく酷く辛いものだろう？Aの事をこれ以上あの学園には置いておけないと判断した。あくまでもこれは私の意見だが、これを機に転校するというのも、視野に入れていいと思うぞ｣


A ｢…分かりました、、、考える時間を頂けますか？｣


SE ｢！｣


父 ｢入院している間は退屈だろうから、ゆっくり休んで、ゆっくり考えてみるといい｣


A ｢ありがとうございます｣


父 ｢それじゃあ、私達は仕事に戻るとするか｣


SH ｢僕はもう少し…｣


父 ｢ジュンミョン、またすぐに会いに来る。今は仕事に戻るぞ｣


SH ｢…はい、分かりました｣


A ｢いってらっしゃい！お仕事頑張ってください！｣


SH ｢A…｣


父 ｢これで、仕事頑張れるな！｣


SH ｢はい！｣

お父様とオッパは部屋を後にして、ギョンスも電話がきたらしく部屋を出て行った

セフンと二人きりになり…

SE ｢さっきの話だけど…もしSM学園にAが転校してくる事になれば、僕達は大歓迎だから｣


A ｢ありがとう｣

SM学園か…前の私ならすぐに即答で転校するって言ってたのに

何ですぐに答えられなかったんだろう

テヨン君が嫌だからかな？笑

それとも、、






ビョン・ベクヒョンの事が引っかかるから？＿＿＿＿




入院、2日目

頭の痛みがなくなっていけば退院らしいけど、刺激すると頭に響くのでまだ無理そうです…

お父様が言ってたけど、本当に入院している間は退屈です

私が色々考え事をしていると…

ｺﾝｺﾝｯ

A ｢？、はい｣

ガチャ

？ ｢……｣


A ｢！！、ビョン・ベクヒョン…が、何でここに？｣


BK ｢よぉ｣


A ｢よぉ。で、何で？｣


BK ｢見舞いに決まってんだろう！｣


A ｢見舞いって…｣


BK ｢ほら！｣

そう言って持っていた花束を渡してきた

A ｢ありがとう、綺麗だね。あ！このお花、私の好きな花なの！｣


BK ｢え、そうなのか？｣


A ｢うん！私のお母様が、昔お父様に送ったお花らしくて…。政略結婚させられる事になって、最初はすごく嫌だったけど、お父様に初めて会った時に一目惚れして、素直に自分の気持ちを言うことは出来ないからってこの花を送ったんだって｣

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