小型犬王子が不器用だった件について【２】

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A ｢へー｣


SE ｢前にAが1人で家に帰った時あったじゃん？｣


A ｢あー笑、あの日の説教はキツかったな〜｣


SE ｢その時にケーキ食べたって言ってたから、制服で美味しいケーキを食べればAのやってみたいことができるんじゃないかと思って｣


A ｢だね笑、やってみたい事が一気に2つできる！放課後に友達と寄り道をする事と制服デート！｣


SE ｢うん笑｣


A ｢ありがとう、セフン｣


SE ｢どういたしまして｣

頼んだケーキがくると、、

A ｢いただきます！｣


SE ｢いただきます｣


A ｢ﾊﾟｸｯ、うん！美味しい！｣


SE ｢喜んで貰えたならよかった｣


A ｢うん！はい、セフンもあ〜ん！｣


SE ｢じゃあ、お言葉に甘えて。ﾊﾟｸｯ｣


A ｢どう？｣


SE ｢うん、美味しいね！｣


A ｢だよね！( *´꒳`* )んふふ｣

私がそう笑うと

カシャ！

セフンが写真を撮った

SE ｢よく撮れてる｣


A ｢ん！なんで撮ったの？｣


SE ｢Aが幸せそうな顔してて、可愛かったからかな｣


A ｢だって念願だった制服デートも出来て、放課後に友達とお出かけも出来て、美味しいケーキも食べられて、何より大切な人と一緒にいられて、私は幸せ者だなって思ったの。そしたら、自然と笑顔になった！｣


SE ｢僕もAのそばにいる事が出来て幸せだよ、ありがとう｣


A ｢こちらこそ｣


SE ｢笑｣


A ｢笑｣


SE ｢A｣


A ｢ん？｣


SE ｢先から気になってたけど…クリームついてるよ｣


A ｢えっ！？ちょっと、言ってよ〜！｣


SE ｢ごめんごめん、可愛かったから笑｣


A ｢もう！可愛いって言えば許されると思ってるでしょ！｣


SE ｢笑｣


A ｢あれ？取れてる？｣

口の周りを拭くが、クリームが取れてない…？

SE ｢うん、取れてる笑笑｣


A ｢絶対嘘！｣


SE ｢僕が取るから笑、こっち来て｣


A ｢ん｣

私の鼻に付いたクリームをセフンが取ってそのまま食べた

カシャ

A ｢ん？｣


SE ｢ﾊﾟｸｯ｣


A ｢あ！｣


SE ｢笑｣

セフンがクリームを取る瞬間、何か音が聞こえた気がするが気のせいだろうか…

ケーキを食べ終わると店を出て、再び車に乗る

SE ｢A｣


A ｢ん？｣


SE ｢せっかく制服着てるから、何かやりたい事ある？｣


A ｢ある！私ねアレやりたいの！｣

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