小型犬王子が不器用だった件について

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カフェの前を通ろうとすると

ﾀｯﾀｯﾀ ﾀｯ

F4のキム・ジョンイン以外の3人が目の前に立った

BK ｢よぉ…お前さ、F4に喧嘩売るとどうなるかぐらい分かるよな｣


A ｢私は本当のことを言っただけ。この際だからハッキリ言わせてもらうけど…私、貴方達と関わりたくないの｣


BK ｢はぁ？｣


A ｢私は静かに学園生活を送りたいの！なのに貴方達と関わった事で色々面倒臭いことになって学園中に私の事が知れ渡った｣


A ｢…お願いだから、これ以上私に関わらないで｣

それだけ言い通り過ぎようとすると

行く手を阻まれた

A ｢何？邪魔なんだけど、どいて｣


BK ｢待て｣

ｶﾞｼｯ

腕を掴まれた

だから咄嗟の判断で

BK ｢うぉっ！｣

投げちゃった…

バンッ！

今のはビョン・ベクヒョンが床に叩き付けられた音

A ｢あ｣


BK ｢いったぁ！！！｣

これには、F4も私の事をバカにして笑っていた生徒達もビックリ

CY ｢大丈夫か、ベク！！｣


CE ｢今のは絶対痛い…｣


BK ｢だだだっだ、大丈夫なわけねぇだろ！！｣


CE ｢どうしたベク？キョドりすぎだよ｣


CY ｢どっか打ったか！？｣


BK ｢うるせぇお前ら！｣


A ｢…今のは、ごめん｣


BK ｢え？｣


A ｢はい｣

流石に悪いと思い、手を差し出す

BK ｢！！(/// ^///)｣


A ｢？｣


BK ｢ﾊｯ!だ、誰のせいだと思ってんだよ！｣

私が差し出した手は握らず、自力で立ち上がった

BK ｢絶対、許さねーから。おぼえとげ！｣


CY ｢げ？｣


BK ｢け、だよ！バーカ！｣


CE ｢ベクが言い間違えたんだよ｣


BK ｢うるせぇ！行くぞ！｣


A ｢？｣

ｶﾞﾀｯ

ぶつかってるし、何か急に変になった…？

BK ｢いてぇ！誰だここにコレ置いた奴！｣


CY ｢さっき自分で置いてただろ｣


BK ｢え！？｣


CE ｢バカだなぁ｣


BK ｢ば、バカじゃねーよ！｣


A ｢何なんだ、あの人｣

私はそう呟いた

学校が終わり車で迎えに来てもらうが、私は少し離れた所で乗るようにしている

車が見えて近づくとギョンスが車から出てきた

DO ｢おかえりなさいませ、お嬢様｣


A ｢ただいま｣


DO ｢制服、今日も汚されたのですね…｣


A ｢そうなの。ごめんね、毎日クリーニング羽目になって｣


DO ｢いえ、クリーニングはいつもの事ですよ。お嬢様はお気になさらず｣


A ｢でも、明らかに前より大変でしょ？｣

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