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冬哉side

あのあとは何事もなく風呂に入った。

いつのまにかあいつらが泊まることになってたのは気にした方がいいよな?

今はリビングでフリータイム。

「あーあーあーあー、冬哉。」

「なんだよ、萊都。」

ソファーを歩と一緒に占領している萊都が話しかけてきた。

「俺らどこで寝るの?」

「お前はどこがいい?」

俺が聞くと顔を輝かせた萊都は言った。

「冬哉と寝る!」

「お前それ(意味深)とかじゃねぇだろうな。」

萊都はちょっと考えてから頷いた。

「時雨、歩、闇はどこがいい?」

「萊都と同じ!」

「どこでもいいー。」

「……どこでもいいよ。」

とりあえず萊都と時雨は部屋じゃないと文句言いそうだな。

歩と闇は空き部屋でいいか。

「しょうがない。萊都と時雨は俺の部屋。歩と闇は部屋に入れなくなるから空き部屋。それでいいか?」

「よっしゃ!」

「いぇーい!」

「わかった。」

「……うん、そうする。」

これでいいか。

……なにもなければいいけど。

「萊都と時雨は歩と闇の布団敷くの手伝えよ。」

「えー。」

「なんで?」

こいつら……。

「お前らは俺の部屋だからそれぐらいしてもらわないとな。嫌だったら別室だけど?」

「やります。ってかやらせてください冬哉様。」

「やりますやりますやりますやります。」

なんだこいつら……。

萊都と時雨と一緒に歩と闇の布団を敷いた。

「それじゃ、寝るか。おやすみ、歩、闇。」

「おやすみ、歩、闇!」

「おやすみー、歩、闇!」

「おやすみ、冬哉、萊都、時雨。」

「……おやすみ、冬哉くん、萊都くん、時雨くん。」

萊都と時雨と部屋に向かった。

ほんと、なにもないといいけど。

「萊都、時雨。そのにやにややめてもらっていい?」

「やぁだ。よし、時雨。」

「うん、萊都。」

あ、これは、ヤバい。

「かわいく啼いてよ?」

「楽しみにしてるよ?」

「明日は死だな。」

もうこれは諦めるしかないだろ。

はぁ……。

そう思っていると時雨にキスされた。

深い方のな。

「んっ…はっ…ぁ…ふっ…。」

少しすると時雨は離れた。

「あれ、拒否しないんだね。」

「今日の遊園地の人混みで疲れてんだよ……。」

はぁ……。

ほんとに嫌。


まぁ、ちゃんと啼かせられました。

疲れた。

眠い。

おやすみ。


「おやすみ、冬哉。」

「おやすみー、冬哉。」

意識が完全に落ちる前にそう聞こえた。

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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか?ありがとうございます!更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね!更新楽しみにしてます!がんばって下さい! (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね!何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています!更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏夜桜 | 作成日時:2019年1月8日 20時

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