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冬哉side

しばらくして時雨と歩が帰ってきた。

「お疲れ様。」

「疲れたー……。癒してー……。」

「俺もー……。」

早く帰るか。

俺は急いでレジに向かった。

空いていたからすぐに会計して外に出た。

「早く帰るか。お前ら、親に連絡したか?」

「うん!」

「した!」

「したー。」

「……したよ。」

ならいいか。

全員で俺の家に。

早く作らないと、あいつらがなんか言いそうで怖いなぁ。

「萊都、時雨、歩、闇。そこでなにかしてて。俺、作ってくるから。」

「りょーかーい!」

四人はてきとうにくつろぎ始めた。

俺はキッチンへ行き、ささっとパスタを作った。

今度、どっか食べに行きたいなぁ。

そして盛り付けて作り終わった。

「座って。」

「よっしゃ!」

「はやく食べたい!」

「はやくはやく。」

「……ふふっ。」

四人は机を囲んでいる椅子に座った。

そしてその前に皿を並べる。

「萊都がミートソース、時雨がカルボナーラ、歩がたらこ、闇がバジル。」

目を輝かせている人がいるんだけど……。

ま、いいか。

「冬哉は?」

「え?全員のちょっとずつ。」

どれも美味しいし。

いいじゃん。

「それじゃ、いただきます。」

「いただきまーす!」

「いただきます!」

「いただきます。」

「……いただきます。」

まず……ミートソースでいいや。

やっぱり市販のソースだから普通に美味しい。

次……カルボナーラ。

個人的に迷った時はこれが多いな。

次……たらこ。

知り合いの誰かこれ好きだったな。

最後……バジル。

たまに食べたくなるよなぁ。

結局、どれも美味しいのだがな。

「……お前ら、はやくね?」

「そうかなー?」

「全然でしょ。」

そう言うのは萊都と時雨。歩と闇はまだ残ってる。

俺は食器をかたづけた。

「冬哉ー!ちょっと来てー!」

「なに、萊都。」

萊都に呼ばれた。けどなにかするのか?

「デザート、頂戴!」

「用意してないけど?」

俺がそう言うと萊都はにやりと笑った。

あ、なんとなくわかった気がする。

「デザートってのは……冬哉のことだよ?」

「やめなさい。」

俺はまとわりついてきた萊都を引き剥がした。

「えー……。ってか、冬哉みたいなひょろひょろに負けるもんか。」

萊都に押し倒される。

いやここ……廊下だよね。

「萊都、どいて?」

「やぁだ。俺を怒らせた罪は重いのだ!」

はぁ……。

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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか?ありがとうございます!更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね!更新楽しみにしてます!がんばって下さい! (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね!何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています!更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏夜桜 | 作成日時:2019年1月8日 20時

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