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冬哉side

あのあとも順調に決まっていった。

体育祭は記録係、文化祭は司会、音楽祭は合奏係、文化祭も司会。

圧倒的司会。

「冬哉、おかえり。」

「ただいま。」

2時間目の途中でクラスに帰ると、みんなは台本を書いていた。

「雅、順調?」

「ん、順調。」

さてと、俺も書くか。

俺は原稿用紙を置き、筆箱からシャーペンを出した。

どんな内容にしようか……。

いろいろあるけど……。

あれでいいか。

俺は原稿用紙に書き始めた。


書き終わって顔を上げ、時計を見ると3時間目の前半だった。

「あ、終わった?」

「終わった。」

雅は書きながら聞いてきた。

「雅は?」

「んー、もうちょい。」

へぇ。

煽ろうか……やっぱやめた。大変なことが起こる。

「……っしゃ終わった!」

「早っ!」

宙は途中らしい。

俺は既に書いてある紙を取って読み始めた。

……へぇ。

「……終わり!」

「俺も!」

「お疲れ。萊都、滝亜。」

宙はあとちょっとらしく焦っている。そんな宙に雅が

「大丈夫。」

と声をかけている。

少しすると宙も書き終わり、交換して読むことになった。

萊都は15枚、滝亜は13枚、宙は30枚、雅は50枚、俺も50枚。


読み終わった!……けどあいつらは酷かった。

あいつらのだけは候補から外された。

「それじゃ、投票してもらう?」

「それでいいよ。」

「おーけー!」

「いい!」

「了解。」

俺は前に立った。

「台本の候補ができたからこれから読んでいく。あとで投票よろしく。」

俺は宙の台本を取った。そして読み始める。

多少、声を変えてみるか。

宙のはファンタジー系。魔法使いと仲間たちの話。

起は旅立ち、承は仲間が増える、転は敵と戦う、結は友情が深まる。みたいな。

「以上、一番目。次、いくよ。」

俺のを取った。そして読み始める。

同じように雅のも読んで投票。

「投票結果発表。一番目、7票。二番目、21票。三番目、10票。」

え、俺ヤバ……。

「ってことで配役決定。雅、来て?」

「おー。了解。」

雅は席を立ってこっちに来た。

「読み上げてください。お願いします。」

「はいはい。」

雅は俺の書いた配役表を取った。

俺、書記するか。

「主人公の男子役。その親友の女子役。先生役、看護士役、これはどっちでも。主人公の親友の両親役。あと男子が7人、女子が7人くらい。」

あ、そこらへんてきとう。

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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか?ありがとうございます!更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね!更新楽しみにしてます!がんばって下さい! (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね!何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています!更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏夜桜 | 作成日時:2019年1月8日 20時

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