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「！？」
バッ、と男性からAは逃げるように離れた。
「私に何したの…？」
Aは自分の体に異変が無いか、ペタペタと手で探る。
「…君は美しい。、でも不完全なんだ。
だから、不完全な君を完全にしたんだよ。」
「何、言ってるの？」
Aは“異常”と言う言葉が脳に染み込んだ。
「その能力は実に美しいんだ。是非、君のような…子に、貰って欲しかった。」
「ッ！」
Aは全力で走った。
本当に恐ろしかったのだ。何を言っているのか、何を考えているのか、自分に、“何を”したのか
「あ、A〜ごめんね、遅くなってしまったよ。
？どうしたの？」
「お父さん…私…
やっぱり何でもない」
この時、初めてAは“隠した”
「…」
しかし、気づかれない訳がない。
Aの父は能力者なのだから。
「…増えてる…？いや、朝はそんなことは…」
父が何かﾌﾞﾂﾌﾞﾂと言っていた。
「帰ろ…お父さん」
「さっき、何してたの？」
勘づかれ、Aは身震いした。
「一人で、遊んでた、の」
「嘘でしょ？」
続く
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作者名：natumityun | 作成日時：2019年3月10日 0時
