第44話 都大会ベスト8校 ページ45
次の試合まで不動峰の試合を見ていた。
不動峰は4回戦にて大澤実業という学校と対戦していたが、既に全く寄せ付けずあっという間に勝利を収めていた。
『来るの遅かったか…。』
不動峰の相手校はどうやら意地が悪いようで、
「フン。お前らみたいな無名校に負けるとはな。どうせここまでさ、このあとはシードの氷帝学園だからな。ざまぁみろ。」
と、口だけは達者なようだ。
橘「言いたいことはそれだけか。」
『…さすが〜。』
その試合を地味に屋根の上で観戦していたのが山吹中の千石清純。
千石「良いチームだ、不動産中。」←
不動峰だよバカヤロウ、と思った九条であった。
越前「あ、先輩。」
『ん?おー越前と桃ー。』
スタッ
千石「お前あん時の…。」
屋根から降りた千石は、越前がやっとあのときに自分にボールをぶつけた注目の青学ルーキーだと気づいた様子。
桃「知り合いか?」
越前「全然初対面っす。」←
神尾「おーい。」
『んー?』
そこに不動峰の面々が登場し、橘が手塚に決勝で会おうと伝えてくれと言い出す。
橘「それといつか君と試合がしてみたいんだが…。」
不動峰「「「!!?!?」」」
桃・越前「「エッ」」
『えぇ。いつかやりましょう。』
それに笑顔で答える九条。
不動峰の部長である橘と次に会う時に試合しようと約束したことに、不動峰の面々も青学レギュラー2人も驚愕である。
橘「また会おう。」←テニス部部長
九条『はい。』←青学マネージャー
不動峰「「「「いやいやいや…?」」」」
おかしいだろ、と不動峰の面々はツッコむ。
桃「(まぁ強いしな…。)」
越前「(相手としては文句なしっすよね…。)」
―――――――――
氷帝コート
跡部「20分切れないなんて口程にもねーな。」
不二と手塚はその試合を観戦していたらしく、不二が言うには昨年の都大会決勝で2−3で氷帝学園に負けてしまったそう。
つまり、今回の都大会で最強クラスのシード校。
コートは四方八方が氷帝学園の生徒で埋め尽くされていて、相手にとっては完全なアウェーな状況。
不二「一度そういう中でやってみたいよね。」
―――――――――
乾「”ベスト8が揃った。”」←インカム
『どうやらベスト8が出揃ったようだ。』
都大会ベスト8は青学、氷帝、聖ルドルフ、銀華、北篠、山吹、箕輪台、不動峰。
『楽しみ。』ニヤ
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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2021年1月14日 1時