第40話 カルピンの大冒険 ページ41
都大会前日の朝
越前は早起きしてテニスの練習三昧で、鐘がある建屋の石垣にボールを打っていた。
後ろでは飼猫のカルピンがボールを遊びをしていたが、いつの間にかどこかにいってしまう。
【カルピンの大冒険】ﾃﾞﾃﾞﾝ
▼公園で海堂に出会う。
海堂「チッチ」
カルピン「…ﾌｨｯ」
海堂は指をちらつかせるが、カルピンはそっぽを向いてしまう。
海堂「………。」(地味にショック)
▼河村家で河村に出会う
河村「よいしょっ」
氷が入った重い箱をもつトレーニングもかねて、河村家の前では隆が親父の手伝いをしていた。
波動球をかなり意識しているようだ。とそこにカルピンが通りかかる。
河村「いるかい？」
カルピン「………ﾌｲｯ」
魚をチラつかせるが、またもそっぽを向いてどこかへ行くのであった。
▼ 不二周助の自宅の窓辺で欠伸
不二「ヒマラヤンの野良猫なんか珍しいなあ。」
▼スポーツ用品店で菊丸英二をスルー
菊丸「あああ〜80円足りない！！」
菊丸英二はシューズを買いに来ていたが、８０円足りないと喚く。
ちなみに買おうとした靴は１２０００円だったそう。
その横を菊丸の大声に見向きもせず素通りするカルピン。
▼桃城と九条に出会い越前の家へ連れ戻される
桃城と九条に拾われたカルピンは越前の家に届けられる。そしてそのついでにちょっと打ち合うことに。
桃「明日は暴れてやるぜ！」
『がんばれー。』
――――――――――
九条家自宅
『はあ〜都大会明日かあ…。大丈夫かな…。』
明日着るジャージと中にいつも着ているTシャツ。そして左手首から肘にかけて巻いている包帯を用意してベッドに潜り込む。
オーダーも頭に何となく考えてあるし、そこら辺が心配なのではない。
部長の左腕が心配なのだ。いや、正確には左肘。
病院について行っているのは大石先輩で完治したと聞いたが、試合するところを見ているとなんとなく違和感がある。
何事においても無理は禁物だ。特に長時間の試合とかは…。
もし氷帝と当たることになれば、相手はあの跡部だ。
インサイトだかなんだか知らんが、頭の回転は速いし、めっちゃ面倒臭いことは間違いない。←経験済み
部長の負傷している部分を見抜かれれば、無駄に試合を長引かせることだって可能だ。
『あー心配…。』
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月14日 1時
