マネージャーって大変なんですよ。【1】 (ページ19)

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第18話地区予選開幕ページ19

地区予選当日。

マネージャーとレギュラー陣はそれぞれの朝を過ごしていた。

『ふわあー…って今日地区予選じゃんやべっ！？』

朝から寝坊し、ドタバタのマネージャー。

菊丸英二はパジャマ姿のまま姉に卵焼きを作ってて、

海堂薫は早朝からスネイクの練習をして汗を流し、

川村隆は家を出るところで補欠っぽいと弱気になっている。

不二周助は会場に向かう最中、高級車が隣に止まり美人っぽい女性(姉)から周助、乗ってく？と声をかけられていた。

桃城武はモーニング娘のLOVEマシーンを聴きながら自転車をこぎ、

越前リョーマは朝食を取っていた。

一方、地区予選の会場に向かうバスの中には手塚と大石が真剣な面持ちで乗っていた。

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地区予選会場

青学レギュラー陣が会場に到着すると現地はざわつき始める。

テニス界では有名校なので、当たり前の反応なんだろう。

『ふぅ、間に合った。』

桃「おっと寝坊か？」

『まぁね。』

ｷｬｰ!!!

『うるさ…。』(ｹﾞﾝﾅﾘ)

ここに来てもレギュラー陣に対する黄色い悲鳴は鳴り止まない。お願いだから、試合中ぐらいは静かにしてくれることを願う。

手塚「九条、行くぞ。」

『はいー。』

受付に名簿を渡しにいく。

この手順をしないと欠席扱いになり、不戦敗という結果になるので気をつけなければならない。

『桃と越前ー。ちょっと。』

「「？」」

『なんでダブルスなんて組んだわけ？そんなに反りが合うわけじゃないだろうに。』

桃「いやちょっと…。一昨日ね。」

『………ﾁﾗｯ。』(察し)

なんとなーくだが、越前が向こうにいるいずれあたるであろう玉林中のダブルスペアを見ていたので、一昨日なんか言われたんだろうという察しはつく。

大方、やっぱ男はダブルスだよな！みたいなこと。(ほぼ正解)

『ま、いいけど。ちゃんと策はあるんだろうな？』

桃「あぁ！」

………心配しかない。

【オーダー表】
S1は不二先輩。S2は河村先輩。S3は海堂。D1は大石先輩と菊丸先輩のゴールデンペア。

んで、D2が桃と越前のチグハグコンビというわけ。

竜崎先生もギリギリまで悩んだそうだ。

そもそも2人ともシングルスプレーヤーだし、全然息があってない即興ペアなのだから。

『…はぁ……。』