第17話 越前への興味 ページ18
さっきのミラクルでコート内は大混乱。
『まさかあんなミラクル起こるとは思わなかったよね、うん。』
桃「おいAひでーな、ひでーよ。」
『いや別に、桃に当てようとしてたわけじゃないんだけど…すまん。』
荒井に向かって投げたボールが桃の顔面にミラクルヒットしたことは謝る。
―――――――――――
その後もコートは混乱したままで、その混乱に乗じて逃げ出した者が一人。そそくさと逃げた切原は校門にて、遅れて登校してきた越前と偶然ぶつかった。
切原「遅刻組かよwあ、そだ。このボール返しといて。」ポイッ
とからかいながら、越前にぶん投げた。
越前「?」
しかし越前はそのボールを諸共せず、いなして受け取る。
切原「へぇ…青学ね…。」
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手塚「全員コート30周!!!」
「「「「「「はい…。」」」」」」
みんなが走っているのを見ながら、チラッと端の方を見ると、越前がこっそりコートに入り練習に参加しようとしていた。
『……それは無理だろ。』
手塚「越前!!!」
越前「!?……;」
案の定バレて越前は部長に走らされるのだった。
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地区予選が明後日に迫った日の夕方
『んー、どうしよっかなあ。』
マネージャーである私は帰りながら色んな組み分けを考えていた。
シングルスに入れるメンバーは何となく決まっているのだが、今年から越前が入ったため決め難い。
部長と不二先輩はシングルスに入れようかなど考えていた。
この組み分けは対戦校によっても変わるので、そこら辺も考慮しないといけない。
んー、そうだ。マックに立ち寄って、ポテトでも食べながら考えよ。ながら仕事は危ないからね。
『ポテトMサイズ1つお願いします。』
店員「かしこまりました。」
・
・
『んー。うーん、どうしよっかなあ…。』
マックの隅の方に座ってポテトを食べながら考える。
まぁ独断で決める訳では無いのだが、こんな感じで考えてます的な案は出しておいた方がいい。
桃「シングルス1と2は部長と不二先輩だ。ダブルスにはゴールデンペアがいる、ってことは狙うはシングルス3だな。」
越前「俺らだけで先に決着つけときます?」ニヤ
桃「乗った!」ニヤ
『んー、あ。桃と越前じゃん。2人でどこ行くんだ??』
ま、いいや。
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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2021年1月14日 1時