マネージャーって大変なんですよ。【1】 (ページ16)

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第15話負けず嫌いな奴らページ16

レギュラー陣とボール出しで遊んだところで、各々の弱点やそれを改善する方法を伝える。

まぁ乾先輩から渡されたデータを元に、改善する方法を伝えるだけなのだが。

『菊丸先輩はインパクト時にグリップがずれる傾向がありますねー。前腕筋を鍛えればもっとショットが安定します。』

菊丸「ふぉーい。」

『大石先輩、海堂は前後。河村先輩と不二先輩は左右へのダッシュが甘いので、ええっと…？大腿四頭筋と下腿三頭筋を強化する必要がある…らしいです。』

「「「「どこだよ、それは。」」」」

『知らん。』

なんだ大腿四頭筋と下腿三頭筋って…。

菊丸先輩と越前は私が担当していたから、実際見て感じたことをそのまま伝えればいいが、ほかのレギュラーはマネージャーの仕事で見ることが出来なかった。

乾「桃城はショットを70%位の力で抑えて打った方が確実性が増す。」

桃城「へーい。」

乾「手塚には柔軟が必要だ。表情も堅いしね。」←

菊丸「『ぶっ…w』」

手塚「…。」

思わず吹いた。

まぁもしジャージじゃなくてスーツとか来てたら、やり手のサラリーマンか社長にしか見えんもの。そう言われても納得しかしないよ。

『越前は牛乳毎日2本ずつ行こう、だそうです。』

越前「いくら牛乳飲んだって短期間でデカくなるわけ……」

「「「飲めよ！！」」」

『ま、乾先輩が言ってるんだから騙されたと思ってやってみな。』

乾「…」←経験者

短期間でこんなに身長伸びるか？って言われれば確信は持てないが、乾先輩がこんなに背が高いのだから実践してみる価値はある。

たぶん。←

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その後、

鉛の数を１枚増やそうとする乾先輩だったが、レギュラー陣は５枚でいいと強気に。

越前なんかは8枚でもいいけどね、とか完璧な負けず嫌いを発揮。

実は乾先輩はすでに５枚装着してトレーニングしていたようで、レギュラー陣もそれに気づいていた。

みんな見事に負けず嫌いな奴らである。

『んじゃ、そんなに言うなら10枚ぐらいいきますかね。』

「「「イヤ、ソレハチョット…;」」」

『なんか言った？』

「「「ｲｴ…。」」」

全然聞こえなーい。

R((((恐ろしい。))))