マネージャーって大変なんですよ。【1】 (ページ11)

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第10話 1年レギュラー誕生ページ11

青春学園校内ランキング戦２日目。

2日目の注目の試合は、

現在は大石と試合をしている、月間プロテニス注目の的である手塚。

手塚は冷静に、大石は焦っているように見える。

そろそろ始まるDブロック越前vs乾の試合。

そして、、肝心のマネージャーはというと、、

『私は保健室っと。不甲斐なし…。』

昨日はすごく暑くて、しかも走り回ったため、元々弱い身体に支障をきたした。

ので、保健室で、ベッドの上で身を起こして窓の外を覗いている。

今日スポドリを作ったりと、やる事やった後にぶっ倒れたため、みんなに迷惑をかけることは無いが、、。

あー試合見たいー！！

…抜け出したら怒られる？怒られるかな？？

不二「Aちゃん」(いい笑顔)

『ひぇ、』

不二先輩がいた。抜け出せる確率は０%に近い。

残念だ…見たかったのに…。

―――――――――――
ｶﾞﾗｶﾞﾗ

『あ、部長。』

不二「ランキング戦は終わったの？」

手塚「あぁ…。越前を新レギュラーとして迎える。」

不二「ふふっやっぱり越前は来たね。」

『そうですね～。』

初の1年レギュラー。

次の地区予選からどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

手塚「それで体調の方はどうだ？」

『不二先輩がいてくれたお陰で退屈することも無く、良くなりました。』

不二「ふふっAちゃんは身体が弱いからね。」

いつもは大丈夫なんですけどね。

今日は薬飲み忘れたんです、とはなんか言えず黙って微笑む。

手塚「おまえはうちの部に不可欠なマネージャーだ。今後も気をつけて、俺たちを支えてくれ。」

『もちろんですよ部長。』

――――――――――――
保健室の外

盗み聞きしているメンバーは小声で話しだす。

越前「えっ、、A先輩って身体弱いんすか…！？」

海堂「ﾌｼｭｰ…まぁな…」

桃「よく倒れるけど、次の日には何ともなかったような顔をしてるぜ。」

越前「…。」

いきなり試合に誘ったのをちょっと反省してみる越前であった。

乾「九条A14歳身長160体重は秘密らしい。」

「「「！？」」」

影からぬっと出てきた乾に驚く一同。

桃「乾先輩いきなり出てこないでくださいよ…！」

越前「び、びっくりした…。」

海堂「おい部長にバレるぞ…！」

ｶﾞﾗｯ

不二「そろそろ入っておいでみんな。」

「「「ははは…。」」」

保健室の外で盗み聞きをしていた4名はあっさりと見抜かれたのだった。