【歌い手】イケボの妹もイケボでした。

37話＊過去編 ページ39

父母「「Happy Birthday。A、優！これからも宜しくー！」」


『ありがとう！』


優「ありがと！！」


ケーキに包丁を通すだけでも目を離せないほどに楽しみだった。
ケーキを食べたかった。


まず、両親が祝ってくれることが楽しかったし、嬉しかった。でも、当たり前だと思ってた自分もいた。

お金にも、家族関係にも、友人関係にも困らず、何も悩みも無かった。ただただ楽しかった




ﾘﾝｺﾞﾝ♪




『あ！ごめん！見ていいかな？』


母「いいわよ。お友達でしょう？」



みんなに一応確認してLINEを見る



渉誕生日おめでとう。学校で、言えなかったからさ。


『渉だ！』

ありがとうと返してテーブルに戻った。


母「誰だった？」


『渉だった！お誕生日おめでとうって。』



優「誰だ渉って！！彼氏か！？」


父「そうなのか！？」


『違うよーーー。』

でも好きだけどね。ずっと、

私は勉強が得意で受験をしたので、優とは学校が違う。


もちろん、優は渉と会った時が無ければ顔も知らない






父「そろそろ、プレゼント渡しするか？」

母「そうね！」




『わーーーい！』






父「まずは、優から。」



優「自転車でしょ！お願いしたもん！」


母「フフｯ、そうよ。それじゃぁ、お父さんと車庫に行ってくるから、少し二人で待ってて。」


うん！


そう言った









絶望まで





残り10分＿＿＿＿＿＿＿。

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