【歌い手】イケボの妹もイケボでした。

17話 ページ18

少し喋ったあと、帰る事にした。

センラ君は二人に合流させられたから今は1人。


一人で歩きはじめた頃、腕を掴まれた。




『ひゃ！？』



浦田「あのさぁ、」



『はい？なんですか？』

心臓を落ち着かせようと、深呼吸する。


浦田「俺の事…覚えてない………？」





え、私達、知り合いでしたっけ？

だとしたら、私すごい失礼なんじゃ？


『あ…………えっと、、』


誰だ、



どこで



浦田「ってw 嘘だよ、仕事でこのセリフ使うから練習したの。どう、上手かった？」


はぁぁ、まったく、本当びっくりしたわ。

『もぉ、うますぎですよ！！てか、それだけですか？』


浦田「ううん。これ、坂田に渡してくれる？」


USBだった。



『あ、はい分かりました！では。』

こんな敬語使ってるけど、同い年なんだよなぁ




同じクラスにいてもおかしくないってことでしょう？


同じクラス？渉…………



中学の頃＿＿＿＿






ズキっと頭を刺すような感覚が襲った


『あ”あ”あ”ぁぁぁ』

いた、い、あ、ヤバ、



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ♪ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ♪



坂田「もしもしーー。A、どしたん？」


優の声だ…。


『はぁ、はぁ、ごめ、優』



坂田「A！？………ん、血ぃでも見たんか！」


『ちが、けど、迎えきて、商店通り、の、入り、口あたり、だから、』



坂田「分かった。待ってて！！」

この状態で待てとか、どんな無茶振りだよ、

ごめん優、来てくれるまで、頑張れない………かも。


ここ、人通りまったく無いし……

そこで意識が途切れた。





でも、何か温かい感じがした。









、









”おぶるのは許せよ＿＿＿＿＿”

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