標的27(��) 下界へ ページ42
まだまだ夏休みの最中ですが、今日は部活動のため登校します。
部活をやる生徒以外はほぼいないのでキャラ接触率が低めであろう。
なので日頃からやらねばと思っていた下界降臨を試そうと思い立ったのだ。
『と言うわけで、準備はいいかな？キリちゃん。』
「はいはい、いつでもどうぞ。家からでいいんですか？道わかります？」
『1年半弱見守ってんだぜ？余裕よ。ではいきます。降〜〜〜臨ッ！』
掛け声と共に私の体が発光し、次第に視点が切り替わる。
いつも俯瞰で見ていたキリの部屋をキリの視点から眺めるのは実に新鮮だ。
久しぶりに感じる重力、体を動かす感覚に懐かしみを覚える。
部活の時間までそこそこ余裕はあるが、準備運動がてら早めに出るとしよう。
荷物ってこれでいいんだよね、キリ？
………あれ？キリ？キリちゃーん？
あ、私が入ってる間は切断される感じ？ユーザー切り替えみたいな？なるほど？
記憶はどうなるのだろうか。これはあとで本人に聞いてみよう。
よし行くぞとエアコンと電気を消してお家を出た感想。あっづぁﾞ！！！
うん、確かにね、本人も暑い寒い訴えてたし温度感知機能あるんだろうなとは思ってたけどね、人間だった頃より暑く感じる。
機械だからか？久々だからか？うわ湿気も感じるじゃん、いらねぇなこの機能。今後のアプデで修正必須レベル。
温度湿気感知を完全に消すと怪しまれるから多少緩和する程度にしておこう。うん。
鍵をかけて行こうとしたらなんとタイミングの悪い事か、獄寺と遭遇した。
今9時とかだよ？夏休みだよ？なんでいるの？
『お、獄寺じゃん。はよー。』
「おう。お前は…部活か？」
『まあね。んじゃいってきまーす。』
「あぁ…気を付けてな。」
奥さん聞きました？獄寺が「気を付けてな」ですって。
あと多分本人「いってきます」って言われて家族みたいって舞い上がってますよ。顔が赤らんでるのは気温のせいだけじゃないと思う。
アオハルやんなぁ。この瞬間を噛み締めろ若人よ。
こんな考え事をしてたのが悪いんだろうな。久々の階段で足を踏み外して落ちた。
幸いにも咄嗟に腕が出てバク宙みたいに踊り場まで降りたので大事には至らなかったけど正直ビビった。ボディの性能に感謝。
目の前でキリが消えたから獄寺が慌てた様子で駆け寄ってきた。
ごめん、大丈夫です。
次からちゃんと気を付けます。ちゃんとです。
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フランとベル - わー！今回も面白かったです！獄寺ぁ！初々しくて可愛いなぁ！お？←煽ってくスタイルはぁ…黒曜編…骸ぉ…禁弾は使わないでぇ…復讐者来るからぁ (2021年8月23日 4時) (
レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - フランとベルさん» なるべく怖くて嫌な感じを目指しているのでそう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年8月22日 22時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
フランとベル - 面白いです！いや夢主(?)ちゃん怖いねぇ…キリちゃん強し！ (2021年8月20日 3時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - まったりありすさん» コメントありがとうございます！ただいま次章及び黒曜編に向けて足りない頭を捻り上げておりますのでもう少々お待ちくださいませ。 (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
まったりありす(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新毎日待ってます！！！ (2021年8月13日 22時) (レス) id: 4ff2c230c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2021年7月2日 9時
