標的9(��) 雲雀恭弥 ページ27
キリは近頃ツナたちや夢主ちゃんと交流を深めているが、お昼は毎度空き教室を転々としながら1人で食べている。
交流を深める前からも転々と一箇所に留まらず色々な人のいない場所を選んでは昼食を摂っている。
理由としては夢主ちゃんに関わりたくないからだ。
なんて言ったって原作ブレイカーのトラブルメーカー。しかも猫被り看破済み。
それを差し引いても猫撫で声はニワトリがスタンディングオベーションなので仮に私が下界にいても避ける。
今日も今日とて空き教室を求めて彷徨うが、運の悪い事に今日に限って候補地がいくつも先客で埋まっていた。
屋上には最近ツナたちが陣取っているので行く気はない模様。
最終手段として体育館へ向かう事にしたらしい。
早々に昼食を食べ終わった陽キャがバスケやバレーをしているが、キリの目的地は舞台袖の荷物置き場だ。
ボールが弾む音や掛け声で多少喧しいが、やむを得ないといったところか。
しかし今日のキリの運気は最悪らしい。夢主ちゃんに捕まった。
「わぁ〜、Aちゃんだ！お昼休み初めて見たかも。…ご飯まだなの？」
「まぁ…人気のないとこ求めて徘徊中。」
「あぁ、だからいつも気付いたらいないのかぁ〜。ねぇねぇ、だったらリンがいい場所紹介しようか？」
「え、いや、大丈夫。間に合ってる。」
「遠慮しなくていいよ〜！私はもうご飯食べ終わっちゃったけど、お菓子あるからお喋りしながら食べよ？」
キリの腕をがっちりホールドしながら夢主ちゃんの目的地へと連行されていく。
さらば静かな午後の昼下がり…。さらば平穏モブポジ…。
学園のアイドル夢主ちゃんと腕組みながら歩いてるのを見られて今まで通りなわけないよね。同性とはいえ。
実は女子人気も結構ある夢主ちゃん。
理由は「甘えてくるのが可愛い」「妹にしたい」「頼ってくるのが嬉しい」等々。
すげーやコイツ、愛され夢主徹底してるやん。鉄の要塞かよ。
おそらく今後の面倒くさい事の対策でも練っているのだろう、夢主ちゃんが話しかけても生返事だし目的地に着いても上の空だ。
ゲッ………大丈夫かこれ？
「きょうちゃん、ちょっと応接室貸して？」
「なんだ京子もいる…………え、」
「…リン、誰そいつ。」
あぁ〜〜〜認識阻害が壊れる音〜〜〜！
京ちゃんじゃなくて恭ちゃんですね。
そーいや幼馴染だったね君ら！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
knights.P - キリの山本に対してのツッコミ(？)が面白いです！密ですよ？？？ww (2021年7月6日 0時) (
レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 雪路さん» ひぇ。。。ありがとうございます。。。自己満足で書いてる感あるのでそう言っていただけると嬉しいです(p｀･ω･´q) (2021年6月29日 10時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
雪路(プロフ) - モブヒロイン最高です。更新楽しみにしております。 (2021年6月26日 17時) (レス) id: 36fbf00b1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2021年5月10日 6時
