12. ページ14
いくら沢田くんたちのアシストを主に行うとは言え、そればかりでは私も飽きる。
初めて右腕くんとゆっくりお喋り出来る機会が訪れた事だし、親睦を深めよう。
まずは私に興味を持ってもらう事からかな？九条くんが確か彼はオカルトやUMAなんかが好きだと言っていた。
ならば最初に見た時からフリークじゃんと思っていたこの左腕はいい材料になるんじゃなかろうか。
そういえばバミューダさんやリボーンくん、ボンゴレ9代目ファミリー上層部の人たち以外でちゃんと見せた事のある人はいない。
手袋を取って蛇人間みたいでしょと話題を振ると面白いくらい食い付いて、手を取られてまじまじと見られて驚愕した。
これはちょっと予想外。そして照れる。
『爪もないし指紋もないんだ。でも指先は少し硬いかな？』
「うおおおマジだ！！これは噂に聞く半人半妖…いや、キメラ…？脱皮すんのかこの腕！」
『した事はないけど…え、脱皮とかヤダ。』
「もししたら皮とか、その、」
『えぇ…？もししたらね？あ、今度水着にでもなる機会があったら付け根も見せようか？』
しまったうっかり人前に晒す宣言をしてしまった。
けど妙に爛々としている右腕くんに今更前言撤回するのも気がひけるし、沢田くんと京子さんも巻き込んで夏の予定を進言している彼にやめようとはもう言えまい。
君ら今年受験生だろうにいいのか夏に遊ぶ予定入れて。
右腕くんは頭いいらしいから問題は前の2人か。主に沢田くんか。
彼には優秀な家庭教師様や右腕がついているので心配はいらないと思うが、万が一頼られたら少しくらい手助けしてあげようかな。
さて客観的に見ても私と右腕くんが仲よさ気になってきた頃、例のクレープ屋さんに到着した。
京子さんは楽しみにしていたらしい苺スペシャルを、私たちはチョコバナナだったりみかんだったりフルーツ盛りだった。
甘いものは人並みには好きだがわざわざ月3日限定販売の、如何にも群れが出来そうな場所に買いに行くなんて普段なら絶対しない。その点は京子さんに感謝を。
あと友人と買い食いとか初めてした。放課後は基本風紀室だったしそもそも付き合ってくれる人もいなかったし。
悲しくなってくるのでこの件はもう考えるのをやめよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
