162話 キング姑ですか ページ22
あれから1週間。そう、ヒーロー資格仮免許習得試験当日である。
B組とは異なる会場なのでそれぞれ別の場所に向かっているが、A組は全員同じ場所なので全員一緒にバスで移動中。実に合理的。
ただ座席はやや不満物申す。
「いい加減往生際が悪ィなァ？さっさと吐けってんだろ。」
『いやいやそっちこそしつこすぎませんか。キング姑ですか勝己お義母さん。』
「誰がお義母さんだ！！」
『もはや慣れてしまったけど窓に手ェついてメンチ切ってても怖くはないし、座席と窓の角に追い込まれて私と君めっちゃ距離近いからね。恥らえよ思春期。』
「っ、そーいうテメェこそちったァ動揺しろよ。」
『私思ってたより順応力高いみたいで。ところでそんな上から睨まれると眼鏡の隙間から直に目が見えるからツンデレ爆発させてるの丸わかりだぞ勝己くいたたたたた都合悪くなると顔面鷲掴むのやめっ！！眼鏡割れる！！！』
フレームが食い込んで痕付くかと思った…。
すぐやめてくれたから大事に至らなかったけど壊れてないかな？壊れてないな、よかった。
ツンデレ指摘したら照れくさいのかこちらすら見てくれなくなったので、追撃して機嫌を損ねても後々面倒だなと感じ大人しくしていようと決めた。
しばらくバスに揺られていると到着しました試験会場。
周りを見ると私たち同様試験を受けにきた他校生が大勢いる。
久々に緊張でゲロ吐きそう…小心者なところは本質的なところからきてるのでそう簡単には変えられません…。
えーじくんの提案でみんなで円陣組んで校訓のアレ言おうぜ！という事になったので気合を入れるためにも意気揚々と円に加わる。
こういう青春くさいのいいよねぇ、高校生エンジョイしてるって感じが。
えーじくんがお隣で音頭を取っているので、それに合わせて言うつもりであったPlus Ultra。
自慢ではないが普段視界を遮っていた影響で耳がよく、雑音の中でも誰がどの声かというのがわかる私の特殊能力。
つまり何が言いたいかというとA組の掛け声の中に部外者が混ざっていればすぐにわかるし、それが知り合いだとしっかり把握できる。
そう、一人部外者が混ざってきたのだ。
まぁ今回は声も存在感も大きいからみんなも気付くと思うけど、私に限っては背後にいようと個人の特定もできた。
掛け声に混ざってきた彼は夜嵐 イナサくん。
私と同じ中学の出身で、雄英の推薦を蹴って士傑高校へ行った人だ。
163話 相変わらずテンションが異次元→←161話 うーーん誤魔化し騙しで心が痛い！
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Amuma - こんばんは！初コメ失礼します。夢主ちゃん面白すぎて大爆笑しながら、一気に読破しました。更新頑張ってください応援しています！ (2018年12月23日 23時) (
レス) id: 75d4b4369f (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - とても面白かったので一気に読んじゃいました…！更新待ってます(*^^*) (2018年9月1日 17時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - あ、あとおそらく特に推してるキャラが恐らく作者様に近くて、1人で勝手にヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉｲﾔｯﾌ-してます (2018年7月30日 22時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 学生さんとはやはり少し違っていて、いつもより新鮮な気持ちでヒロアカ夢小説を楽しむことができました。ありがとうございます!!続きを楽しみにしてます!! (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
さーもんまりね(プロフ) - 1章から一気読みしてしまうくらい最っ高でした！多くのヒロアカ作品を読んできた私ですが、この作品は現在トップ独走中です。 (2018年7月30日 21時) (レス) id: cf8a3e5bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年11月21日 11時
