海柱、ブラック本丸にて。弐

街 ページ2

きよしside


『...っ』


こんなんじゃだめだよな...俺は一体何回こいつらを悲しませれば気が済むんだ

こいつらは今俺のために仲良くしようと楽しもうとしてるんだ

それを俺がまたぶち壊してどうする...


何で切り替えられねえんだよ...馬鹿か俺


薬研「大将行こうぜ、みんなそわそわしすぎて...ほら」


薬研が指をさした方向には目を光らせて頭もげそうなほどキョロキョロしてるのが見える


『そう...だよな。よし！皆行くぞ！万事屋はー...』


堀川「主さん！あそこじゃないですか！！」


『おお、ほんとだ...皆行くぞー...って！走るな転んでも知らねえぞ！！』


薬研「大将...もう主っていうか母親じゃねえか(((」


『うるさい！...はあ、薬研も行くぞ。あいつら万事屋荒らす気じゃねえだろうな...』

あいつ等ならやり兼ねねえんだよ全く...


薬研の腕を引っ張って追いかけていくとまあなんてすごい種類の多さ

食料はじめ服も家具や雑貨も本も機械もほとんどそろってやがる


『ここに住めんぞこれ...で、あいつらはどこにってバラバラに動くな！！』


俺基本ボケだと思ってたのに...！こいつらのおかげでそんな設定が水の泡...(泣)



『ゴホン！では気を取り直してまずは清光の爪紅買うか...んとどこらへんだ...？』


周りを見て探してみるがコスメらしきゾーンは見当たらない

んー？ここに化粧品ないわけねえよな...こんな並んでんだぞ？

もう少し探すか...ドンッ


『おっ...と、すみません探し物をしていて...おけがはないですか？』


とっさにぶつかってしまった人の腕を引き倒れないように腰を支える

しまった、この人女性だ...痴漢とか言われたらどうしよう...！！


女性「だ、大丈夫です...ってきよし君...？」


この声どこかで...


『って！蜜璃？！？！なんでここに！！』


甘露寺「きゃあー！！きよし君に会えるなんて！相変わらず素敵だわあ！」


男性「どうした、甘露寺ほしいもので、も...！！きよし...さん？！？！」


『おお、小芭内も！！』


伊黒「きよしさんにこんなところで会えるなんて...あ！そうです、きよしさん。俺達きよしさんに会いに来たんです...！」


甘露寺「こんなところで会えるなんて運命ね！！きよし君のお家へ行ってもいいかしら...？」


『ああ、来いよ、と言いたいところなんだが、今日はこいつらと仲良くしようって日なんだ。日を改めるのは申し訳ないし、夜まで待たせるのもな...』

どうしたものか...

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