嵐の前の ページ5
しかし。
ﾁｮｯﾊﾟｰ「あれ？ルフィは？」
「「「え？」」」
先程まで此処にいた筈のルフィの姿がなく、皆が首を傾げたのも束の間。
ﾙﾌｨ「よいしょ」
「「「ええ！？」」」
エニエス・ロビーの周囲を囲む大きな柵に掴まったルフィは、そのまま中へと乗り込んでいった。
ﾊﾟｳﾘｰ「何やってんだあいつは勝手にーーーっ！！」
ｻﾞﾝﾊﾞｲ「あの人、作戦全然分かってねェーーーっ！！」
唖然とする一同だが、ルフィが待機など無理な話だと、一味は呆れるだけに留まる。
とにかく作戦は変わらない。
フランキー一家とガレーラカンパニー職人達も、ルフィに続くようにして、エニエス・ロビーへと乗り込むのだった。
.
海楼石の錠に捕われたロビンと、鎖に繋がれたフランキー、氷草に絡まれたAの3人は、CP9とキキョウに連れられ、裁判所通りを歩いていた。
裁判所とは名ばかりで、このエニエス・ロビーに連れて来られる事が罪とされ、罪人はただ、素通りするのみだ。
不意に、ロビンが足を止め、振り返る。
ﾙｯﾁ「……どうした、ニコ・ロビン。立ち止まるな」
ﾛﾋﾞﾝ「……」
CP9の1人、ルッチがロビンに声をかける。
貴「…少し、騒がしくなってきたな」
無言のロビンに代わってAが口を開けば、ルッチの氷のような視線が移る。
ﾙｯﾁ「我々には関係のない事だ。先を急ぐぞ」
貴「関係ない、か」
ﾙｯﾁ「何だ？」
貴「いや、何でもない」
遠くから時折聞こえてくる怒声と銃声。
少し“探れば”、その気配の正体を知る事など、Aにとっては朝飯前だ。
それに気付いているのかいないのか、CP9は誰1人興味すら持っていないようで。
ﾛﾋﾞﾝ「……」
ロビンもまた、無言で歩き出した。
誰1人話さないその静かな空間は、まるで周囲から切り離されたようで。
それが嵐の前の静けさのようにも思えた。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
